【13年目の発表会&パーティ】NAMURA ATTACK2023レポ

 

「声を枯らして臨んできたからこそ、今日、この時間を皆さんと分かち合えたと思います!一生懸命汗水垂らして、明日からも頑張りましょう。ナフリスペクト、マイしーじゃーHONGOU!」

会場の盛り上がりと一体感は、最高潮に達した…。



2023年10月15日。FRESH DANCE STUDIO創立13周年を記念したイベント「NAMURA ATTACK」が開催された。あくまで各クラスの発表がイベントの軸なのだが、それに加え、DJにゲストライブ、フードにライティングといっパーティ要素も(それもガッツリ)盛り込まれているのが特徴といえる

冒頭で出てきたライブの様子からもうかがえる通り、この日は本当に感動的な1日になった。そこでこの記事では、FRESHのメインスタッフであり、ライターとしても活動している僕が、スタッフ目線でのイベントレポートをお届けしようと思う。参加した方は当日を振り返りながら、また会場に足を運べなかった方は脳内でイベントの様子を再生しながら読んでもらえると嬉しい。


…の前に。

これまでのFRESHの発表会の軌跡を振り返らせて欲しい。今までにどんな歴史があって今年のNAMURA ATTACKが開催されたかが分かると、その内容の濃さや、我々スタッフが大事にしているコンセプトも、より理解してもらえると思う。

BACK IN THE DAYS.



◉3日間ぶっ通しスタイル!?前代未聞の発表会で街に”衝撃”を。


FRESH DANCE STUDIOがオープンしたのは2010年12月。スタジオの運営でバタバタしているなか、早くも発表会の開催が決定。「街に衝撃を与える」というコンセプトのCity Attackの開催が決定した。それが2011年の夏のこと(オープンからわずか半年後…!!)。しかも、<京都・神戸・大阪の三都市をまたいで3日連続で開催する>という規格外な形で幕を開けたのだ。

いま、1日限りの開催でもヒーヒー言っているのに、3日連続でイベントにあたるのは、関係者のHPへの衝撃も相当だったに違いない… 。当時を知る先輩スタッフに話を聞くと「二度とやらないと誓った」とのこと。

(その反省も生かし)その後、City Attackは年に1回、1日開催というペースに落ち着き、2012年から2019年まで[味園ユニバース]で開催され、2021年からは[スタジオパルティッタ](元 名村造船所跡地)に場所を移した。いずれも、ダンススタジオのただの発表会にとどまらない規模、質感のイベントが展開されてきた。

◉さながらHIPHOPフェス。歴代の豪華ゲストアーティスト。

さて「パーティ要素がガッツリ盛り込まれている」とは、具体的にどういうことだろう?それは、これまで出演されたアーティストを列挙すれば分かってもらえると思う。

・SHINGO★西成&DJ FUKU(2012)
・鎮座DOPENESS & PUNCH&MIGHTY(2013)
・JOMMY from 東京(2013)
・茂千代 & DJ KENSAW(2014)
・NEW KID’N PLAY(2014)
・mabanua&kan sano(2015)
・韻シスト(2016)
・韻踏合組合(2017)
・NAGAN SERVER&kenT trio(2018)
・田我流(2019)
・Äura(2021.4)
・THA JOINTZ(2021.12)
・Jambo Lacquer&DUSTY HUSKY(2022)

まとめながら改めてその豪華さに驚く…。HIPHOPフェスとしても十分通用する顔ぶれだ。そうやって発表会<+α>の部分にこだわりながらFRESHは歴史を積み重ねてきた。

さらに2021年に[スタジオパルティッタ]に会場を移してからは、屋内と野外の同時進行スタイルが可能になったため「HOOFIT」「The Lights」といった大阪の人気イベントにも参加してもらいながら、パーティ色をより強めていった。


これまでのイベントの流れを整理したところで、今年の話に戻ろう。


◉NO MORE COVID-19。パーティリミッター解除!!!

新型コロナウイルスが隆盛(りゅうせい)を極めた頃は、入場制限・換気の徹底・マスク着用の義務といった各種対策を迫られた結果、思うような規模/質感のイベント企画ができなかった。しかし2023年春、ようやくコロナが5類感染症に移行し、“各種対策”の必要がなくなった。それだけで不安要素はかなり減るし、物理的な作業量も削られる。いわばパーティのリミッターが解除され、ようやくNAMURA ATTACKが本領を発揮できるようになったわけだ。

また、県をまたいで遠方のプレイヤーを呼ぶハードルも下がったということで、今回は沖縄からRITTOさん、DJ4号棟さんをゲストに迎えることになった。さらに4号棟さんが那覇市で運営されている[波の上MUSIC&BARBER]にも来阪いただき、物販&バーバーブースを設置してもらった。いわば海を超えて「沖縄スペシャル」が実現したわけだ。

同店舗にブラックヘアアーティストとして所属しているnaho ikedaが、数年間にわたって大阪と沖縄をつなぐ重要なプレイヤーとして活躍していることも、このコラボレーションにとって大きな意味を持つだろう。

沖縄のゲストやショップ、バーバーに限らず、FRESHの発表会ならではの豪華ゲストチームや、DJ陣の参加も決まるなど、いつにも増して祭り感がブーストされた。ここで改めてフライヤーデザインを紹介しながら、その豪華さを振り返ってみよう。

フライヤーデザインは長年お世話になっているK.Kawasaki氏。City Attackの頃からずっとフライヤー・チケットのデザインを担当してもらっている。ドラマティックなコラージュで彩られた表紙は、一目見ただけでNAMURA ATTACKとわかるほどだ。


◉超晴れ男VS雨予報のホコタテ対決。軍杯が上がったのは…?


贅沢なブッキングを敢行したはいいものの、イベントが近づくにつれてある問題が持ち上がった。天気予報が「10/15は雨」だと告げているのだ…。<屋内でダンス、野外でDJ/LIVE>という同時進行スタイルをとっているNAMURA ATTACKにとって、雨天はかなりの痛手を意味する。雨風をしのげる場所にDJブースを立てることもできなくはないが、これまでの動員数を見るに窮屈になることは避けられない。

自他ともに認める超晴れ男オーナーHONGOUさんのパワーにより、ここ2,3年は奇跡的な晴れが続いてくれたが、今回はどうなることやら…。

本番の前日。天気は大雨…

いよいよ背水の陣である。この調子で当日も降られると本当にまずい。とにかく神頼みだ…。最後の準備を終え、僕は傘をさして帰路についた。

当日。起きると…

雨が止んでいる!!

ところどころ分厚い雲が空を覆っているが、少なくとも雨に打たれる気配はない。なんとか耐えたのだ。

もはや晴れ男というよりも「天気の子」認定だ。


◉タイトなタイムにねじ込む!息つく暇もない設営作業。

ここからは当日の朝のスタッフの動きを細かく振り返ってみよう。「発表会の時のスタッフはこういう風に動いているのか」くらいで流し読みしてもらえればいい。

[AM5:50]
雨が止んでいることを確認した僕は、安堵しながら自転車でFRESHへ向かう。道中のアスファルトはまだしっとりと濡れていて、ところどころ水溜りもある。それでも雨が止んだということだけで心は救われる。

[AM6:00]
FRESH着。静かでひんやりとしたスタジオはどこかよそよそしい。他のスタッフが出勤するまで、準備物と、この日の進行の段取りの最終確認を行う。

[AM6:30]
FRESHスタッフが出勤。ドリンクやTシャツが入った段ボール、ブルーシートなどなど大量の荷物を手早く車に積み込む。準備が完了すれば。いざ会場へ向けて出発。この段階では青空さえ見えてきた。ありがとう天気の子…。[AM7:30]
会場に到着。真後ろに海を望むこの場所の朝の空気はなんとも気持ちいい。しかしのどかな時間に浸っている暇はない。1時間半もすればクラス作品のリハが始まる。そのため急ピッチで会場の設営を行う必要がある。ここからは時間との勝負だ

男性陣は机やテーブル、テント、スピーカーなどの重い荷物を運び、女性陣は会場のあちこちにタイム/順番などの紙を貼り出し、更衣室を整え、ブースに設置するものを整理する。このくらいに音響、照明、VJなど、技術スタッフの方々の車も到着。手短に挨拶を済ませ、各々の作業に移ってもらう。

[AM8:30]
野外の中央部分ではDJブースが立ち上がり、早くもPAによるサウンドチェックがスタート(さすがの作業スピードだ…)。一方で、テントや機材を詰んだ車も次々に搬入される。様々なプロの腕によって、徐々に会場が形をなしていく

[AM9:00]
インストラクターと生徒さんが少しずつ到着。ここから全クラス一気にリハを行う。さっきまで静寂を保っていた屋内では、爆音で音源が鳴り響き、眠気でぼんやりしていたみんなの脳みそが次第にシャキッとしてくる。屋内では、リハ直前のクラスが綿密に導線や構成の確認を行っている。

[AM11:50]
リハ終了。外に目を向けると、頭上には「一反木綿」を思わせる白い布がいくつも渡され、DJブース周辺は流木や竹で装飾されている。まるで山奥のフェスのような、なんとも幻想的な空間だ。

この装飾を施してくれたのはAWAZA HOUSE。文字通り大阪の「阿波座」に拠点を構えるクルーで、パーティのデコレーションや店舗の内装などにも携わっている。今回のNAMURA ATTACKのビジュアルを決定づける重要な役割を担ってくれた。

[PM0:30]
なんとか準備も整ってオンタイムでオープンDJ DYさんのプレイで幕を開ける。遠くまで響く野外ならではのビートの鳴りと、あたりに立ち込めたジャークチキンの香りが“フェス感”を加速させている。見事なまでの秋晴れのなか、訪れた人たちは野外の開放感を味わっていた。ちびっこたちも元気よく踊っている。最高やん!川沿いでは、本番を目前に控えた出演者たちがインストラクターの指示のもと、最後の確認を行なっている。

◉本番の刹那に賭ける美しさ。25にのぼるクラス作品。

静まった屋内。突如スクリーンにオープニングムービーが流れる。

毎年このティーザーにこだわるのもNAMURA ATTACKの特徴と言える。オーナーと、その盟友illminoruvsky氏(from ダイコク映像)がタッグを組んで制作にあたる。音源もトラックメイカーのip passport氏による完全オリジナル。出演されているREIKOさんの圧倒的な踊りや存在感も相まって、映画の予告映像のような仕上がりだ。

オープニングムービーが流れ終わると、我らがMC TATSUYAさんが登壇。彼の力強い声と百戦錬磨の進行力もまたNAMURA ATTACKには欠かせない要素だ。彼の存在の有無次第でイベントのクオリティすら変わってくる。今や関西、否、日本のダンスシーンにとって、不可欠な存在だ。

というわけで、ついにクラス作品の発表がスタート。繰り返しになるがNAMURA ATTACKの軸はあくまでクラス作品の発表だ。第一線で活躍する講師陣が手がけるハイレベルな作品はまさに唯一無二だし、生徒さんも気合いが入っている。

そんなFRESHの生徒さんには、実にいろんな地域・年代の人がいる。ダンスを学ぶために地方から大阪に出てきた人もいれば、数年ぶりにFRESHの発表会に出る人もいる。今回が生まれて初めての発表会というキッズもいれば、10年近く出演し続けている社会人ダンサーもいる。趣味としてダンスをたしなむ人もいれば、インストラクターとしてバリバリ活動している人もいる。

ただ、どんな事情を持っていたとしても、本番は平等に1回きり。気合いが空回りしようが、振りが飛ぼうが、怪我をしようが、これっきりなのだ。

膨大な時間、お金、体力を費やして1度限りの本番に臨むのは、無情感すら感じる。ただ、そんな儚さこそが感動を生むのではないだろうか。一回きりだからこそ、そこに賭ける。一回きりだからこそ美しい。そんな気持ちのこもった感動的な作品が続いた。

◉自由に楽しむ。発表会”+α”の本領発揮。

クラス作品が終わり、OUTDOOR SIDEに移動。ときどき「一反木綿」が吹き飛んでしまうほどの強い風が吹いているが、手に汗握る作品を見たあとはむしろ気持ちいいくらいだ。

この時プレイしていたDJ 4号棟さんは、BPM180にのぼる「JUKE」を軸に展開。このBPM180のビートに合わせて高速でステップを踏む「CHICAGO FOOTWORK」というダンスジャンルを知らない人は、ぜひ下の動画からチェックしてほしい。

 

気づけば野外は大盛況。ブース最前線でガンガン踊る人、ご飯やドリンクを楽しむ人、久々に会う友達と談笑する人、シャボン玉で遊ぶキッズ、物販やバーバーブースを利用するお客さん、少し座って休憩する出演者、楽しみ方が自由というところがOUTDOOR SIDEの最大の魅力だ。

フードブースで参加してくれた「Corner Shop」「MACHETE」もフル稼働。あたりにはジャークチキンサンド、牛すじカレーのスパイシーな香りが漂う。両方とも食べる人もいた!


 

◉初秋のパルティッタに沖縄の風が吹く。ゲストライブRITTO!!

「大丈夫!」と唱えると、本当に「あ、大丈夫かも」と思わせてくれるタイプの人がいる。from沖縄、from赤土クルーのRITTOさんは、まさにそういうタイプのラッパーだ。

 

グッドヴァイブスな一方で、どこかブルージーというか哀愁も漂わせる彼の音源はもちろんどれも最高なのだが、ことライブで発するエネルギーはちょっと次元が違う。全ての人を巻き込み、前を向かせてくれる力を持っている。うちなー言葉が滲むリリックはもちろんのこと、曲間のMCも全部が人懐っこくて、正面から全てを受け入れてくれるような器の大きさを感じさせる…。最前列で見ていたキッズたちと一緒に踊る場面も。気さくだ…!

「声を枯らして臨んできたからこそ、今日、この時間を皆さんと分かち合えたと思います!一生懸命汗水垂らして、明日からも頑張りましょう。ナフリスペクト、マイしーじゃーHONGOU!」

天を仰ぎながら叫ぶと、会場の盛り上がりは最高潮に。澄み渡った広い空の下、海の香りがかすかに混じった風が心地良く吹き抜ける。気づけば太陽が西に傾き、秋の夕焼けが会場を包む。

そんな最高なロケーションのもと、一つの音楽に数百人の人が聴き入ってハンザップする。こんなピースな空間、1年で何回お目にかかれるだろう…。思わず涙腺が緩みそうになるのをグッと堪えながら会場を少し遠くから眺める。文句なしで最高の時間だった。


◉若手から大御所まで集結した豪華ゲストショー。

ゲストライブが終われば、イベントもいよいよ大詰め。

ここからは関西を代表するゲストショー全19チームが続々登場する。MIDDLE FILTER、HEX BEX×sucreamgoodman、DONUTS+白ごはんといった常連組から、MUKABI+keijiro、クノイチ、sangría、EXmatic.など今回が初参戦のチーム、さらには「関西ガールズシーンを彩る」をテーマに今年発足したメディア「woman of woman」のユニットも登場するなど、実に幅広いスタイルのチームが集結した。アッセンブル!

がむしゃらに自分たちのスタイルを見せつける若手ダンサー、それに負けず劣らず、気迫たっぷりのショーで風格を見せつけるベテラン勢、そしてNAMURA ATTACKだからこそ実現する希少なユニット。いずれも見応え抜群の最高なショーが続いた


◉ハブ酒がないなら、カシスピーチでショット乾杯すればいいじゃない。

ゲストショー終了後は、1時間ほど野外のDJタイムが続くわけだが、音好き・酒好きにとってはここからが本番「沖縄スペシャル」ということで、本土から取り寄せた720ml×3本のハブ酒も、気付けば跡形もない。その代わりへべれけパーティピーポーがそこかしこに。みんな長丁場のイベントで疲れているはずなのに、帰る素振りを一切見せない!これこそNAMURA ATTACKの真骨頂だ。

バーカンを数少ないスタッフで稼働してくれていたよっちさん、GONさんも、クローズ15分前には「もう全部売り切れ!!!」と高らかに宣言。それでも諦めず、わずかに余ったカシスピーチをショットグラスに注いで乾杯する(!?)猛者も現れるなど異例の事態だった。気づけばFRESHスタッフも一部へべれけ状態(おい)。

また記事の序盤にも書いた通り、コロナがひとまず終息したおかげもあってか、今回は実に幅広い地域の方が遊びに来てくれた。近畿地方はもちろん、岡山、徳島、奄美大島、名古屋、東京などなど。最も遠方からのお客さんは、from上海(海外から遊びに来る発表会なんか他にあるのか!?)。

ラストはオーナーがマイクを握り、挨拶して終了…と思いきや、バースデーケーキの登場!4日後の10月19日に44際の誕生日を迎えるHONGOUさんを、その場にいる全員で盛大にお祝いして、NAMURA ATTACK2023は幕を下ろした。

 

◉爆速撤収からの緊張のミッドナイトハイエース。


天気にも恵まれ、最高のダンスと音楽に触れ、乾杯を繰り返し、最高にピースな空気の中終了したNAMURA ATTACK。しかし、我々スタッフにとっては余韻に浸ることはまだ許されない。会場の閉館時間が目前に迫っているのだ。本来は余韻に浸りながら出演者やお客さんと語らいたいのだが、時間との勝負であるがゆえに(挨拶もそこそこに)片付けにあたらないといけない。朝イチの設営作業を巻き戻すように、各ブースのこまごましたものを片付け、机を運び、物販のアイテムを段ボールに詰め直し、ゴミをまとめ、更衣室の忘れ物をチェックする…。おそらくスタッフも体力の限界のはずだが、この爆発的な撤収作業まで含め、NAMURA ATTACKだとも思う。

なんとか時間内に撤収が完了し、その場にいるスタッフでささやかな集合写真を撮り、そそくさと会場をあとにする(なんだかあっけないものである)。

そして僕にとってこの日一番の勝負の時間。レンタカーのハイエースで、会場からアメ村(FRESH)まで運転するという最後にして最大の大仕事だ。イベントの時は下戸である自分が運転を担うわけだが、超がつくペーパードライバーにとっては、このハイエースドライブが最も緊張する時間だ。夜も遅いので車通りはそこまで多くはないが、それでもお尻の大きなハイエースを、何事もなくスタジオまで運転するのはプレッシャーがかかる。

助手席に座るHONGOUさんのナビゲートのおかげもあって、なんとか無事故無違反でスタジオに到着。ゴールド免許も無事にキープできた。

スタッフだけの軽い打ち上げを経て、意識朦朧&達成感のなか、帰路に着いたのだった。


◉ライター&メインスタッフとしてのあとがき

記念すべき第1回目の<3日連続発表会>から2023年の<沖縄SP>まで、10年以上にわたってハイクオリティかつピースな空間を作ってきたFRESHと、そこに所属する講師と生徒さん。

時代とともに日本のストリートダンスシーンも形を変え、一時期に比べると発表会も、パーティも姿を潜めつつある昨今。発表会の部分にも、パーティの部分にもこだわってイベントを開催することは少しずつ簡単なことではなくなってきた。それでも、こうやって今までの13年と今年のNAMURA ATTACKを振り返ることで、時代に逆行してでも”あの空間”にこだわる意味を再確認した気がする。「FRESH=旬なもの」ではなく「FRESH=常に自分たちがワクワクするもの」と解釈して、これからも運営に携わりたい。

最後に、NAMURA ATTACKの撮影にあたってくださった3人のカメラマン、REALYさん / Quwaaanさん / Jyunya Fujimotoさんに心から感謝申し上げる。彼らが最高な瞬間を切り取ってくれたからこそ、この記事を書き上げることができた。

そしてもちろん、この長い長い記事を最後まで読んでくださったあなたにも感謝申し上げてNAMURA ATTACK2023のレポートを閉じる。

 

Text : Seiji Horiguchi

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