音と踊りと食。誰でも自由に楽しめるパーティ、TIMELESS。スタッフ目線の全力レポ。

パーティシーンにとっての最悪の氷河期と言えるコロナパンデミック。(もちろん悪い意味で)誰にとっても一生忘れられない年になった2020年に、人知れずスタートしたパーティがTIMELESSだ。

はじめは感染症への各種対策を行う必要があり、神経をすり減らしながらの開催が続いたが、昨年春にコロナが”第五類”になり、抑え付けられていたエネルギーが解放されるように、来場者数もパーティの盛り上がりも急上昇した。

そんなパーティが、去る3/17(日)に開催された。今回で8回目。気づけばいろんな地域、世代の人に遊びに来てもらえるイベントにまで成長した。TIMELESSはもともと未成年の出演者もいるため、日曜の夕方から終電前までの時間でスタートしたのだが、結果的に最も人が集まりやすい時間帯のようで、回を追うごとに賑やかさが増している。

この記事では、そんなTIMELESS vol.8のパーティレポを(めっさ細かく)お送りしようと思う。


TIMELESS史上最大のピンチ!あの“リビングレジェンド”の来日とかぶっちゃった!

偉そうに「賑やかさが増している」などと書いたばかりだが、今回は雲ゆきがあやしい。というのもこれまでのTIMELESS史上、最も大きい“イベント”と日程が重なってしまった。

なんと今年で御年57歳の生ける伝説Janet Jackson、そして同じく伝説的なグループ、TLCによるジャパンツアーの大阪場所が大阪城ホールで行われるのだ!
ライブの時間も17:00スタートと、見事なまでの被りよう。FRESHのインストラクターや生徒さんも、かなり多くの人がライブのチケットを取れたことを嬉しそうに話していた。
なんならFRESHスタッフのMaaYaまでもが「当日、ジャネット見にいくのでTIMELESSお手伝いできないです…」とのこと。えらいこっちゃ。

世代、性別問わずみんなの青春に寄り添ったアーティストの影響の大きさを感じる。それに年齢も年齢だ。彼女たちの姿を生で見れるのは、もしかしたら最後になるかもしれない。そんな希少性も、多くの人が城ホールに詰めかける理由だろう。

さらにこの日は、他のダンススタジオの発表会も重なっていた。いつもTIMELESSに遊びに来てくれる人も「発表会とかぶってて行けるかどうか…」と話す方が多かった。いよいよ大丈夫なのか…!

TIMELESSは収益を上げることは一切目的にしていない。しかし出演してくれるプレイヤーの為にも、全体の盛り上がりが落ちるのは避けたい。今までになく不安要素を抱えた準備期間となった。

フライヤーデザインとキャストをおさらい。「毎度」な演者も「お初」の方も。

不安不安と言っていても仕方ない。準備期間中、僕らにできるのはパーティの中身を充実させることだけなのだ。というわけで当日の様子を振り返る前に、フライヤーデザインとともに今回のキャストをおさらいしておこう。

<違和感>と<ポップさ>の絶妙なバランスで、TIMELESSのビジュアルを唯一無二にしてくれているのは、コラージュアーティストのAIMIちゃん

彼女の信頼できるところは、ただ思いつくままに画像を切り貼りするのではなく、きちんと季節の要素や出演者の特徴、お客さんへのメッセージを含むなど、用いるモチーフに意味も持たせたうえでバラバラに分解、再構築してくれるところだ。ロジカル&フィーリング。

というわけで今回も見事な仕上がり。さすがっす!

今回のダンスショーは、1部11チーム、2部3チーム、そしてスペシャルゲストショーが1チーム。過去に出演してくれた顔ぶれも多いが、15チームのうちの実に7チームが初出演。「毎度どうも」なチームのなかに「お初」のメンツも混ざって、適度な緊張感。

一方でDJには、安定のDJ JAMとANCHIN。新旧問わず幅広いジャンルに明るく、根っからのパーティ好きでもある2人。1年のプレイ回数の総合計でいえば、大阪の若手のなかでは1,2位を争うんじゃないだろうか。

ダンサーのことも熟知し、現場のムードに合わせて音楽を巧みにシフトする柔軟性はほかにはない。そんな至高の”踊らせ屋”の2人は、かれこれ3連続おかわり中。オフィシャルにレギュラーDJとしているわけではないのだが、イベントのミーティングでも毎度「JAM、ANCHINに代わるDJ、おらんくない?」の着地。
もはやTIMELESSには欠かせない存在だ。

そしてゲストDJには、ビートメイカー/DJとして大阪を拠点に長年活動しているENDRUNさん。巧みなサンプリング術が光る骨太なビートは絶大な人気を誇り、日本各地のダンサーがショーに使ってきた。MCへのビート提供も積極的に行う彼は、自身は表舞台には立たないものの、常に複数のプロジェクトを並行して進め作品を生み出す孤高のアーティスト。

僕も過去に何度かインタビューさせてもらったりと、個人的にお世話になっている。今年3月頭には、S-kaine&ENDRUN『INSIDE NOTES』と、S-Kaine&仙人掌『82_01』という2つのアルバムのリリパ(※リリース自体は去年)をどでかく開催したばかり。攻めの姿勢は健在だ。

長くなってしまうが、注目して欲しいのはプレイヤーだけではない。

今回はフードブースとして、FRESHの目の前に店舗を構えるハンバーガーレストラン、[RICH GARDEN(以下[RICH])]が初参加。ご近所ながらこれまで交流が薄かったものの、昨夏からFRESHスタッフに仲間入りしたKURANOSUKEが、[RICH]でも働いていることもあって、最近は何かと縁が多い。
アメ村の真ん中に10年以上腰を据え、十代の若者から海外の観光客まで高い支持を誇る[RICH]の本格派のハンバーガーは写真だけで食欲をそそる。

しかも「1個500円でいきます!」とのこと。採算とれるんすか!?
本格バーガーを・パーティ中に・500円で食べられる…というインパクト大の朗報にガッツポーズしたのは僕だけではないはずだ。

もう1人紹介したいのは、今回のパーティスナップを全て1人で撮ってくれたカメラマンのソウタ君(クレジット上はmadara film)。
彼は昨年、札幌から身一つで大阪に移り住み、ダンサーとカメラマンの二刀流で生きていくことを目指してサバイブ中。ひょんなことからFRESHと繋がって、今回のスナップを依頼するに至った。ぜひお見知りおきを。

バカみたいに前置きが長くなってしまった…。当日の様子に移ろう。


雨降りの日曜。ピリピリとほっこりを行き来するリハ。

当日はあいにくの雨。

我々スタッフは、会場設営のため昼過ぎに会場の[SOCORE FACTORY]へ。設営といっても、スタッフがやることはタイムや順番の紙を貼り出したり、演者用のリストバンドを用意したりする程度。そこまでバタバタせず、いたってのんびり。


出演者が少しずつ会場に到着しだす。一番乗りは、今回初出場のソロダンサー、あんちゃん(リハ開始30分前と、かなり早めの到着だ)。

握手&挨拶ののち…

「1ヶ月前からずっと緊張してます…」

それもそのはず。彼はFRESHの発表会には(CHEKEクラスで)何度か参加したことはあるものの、ショーケースは初めての経験。しかも1人でステージに立つとなれば、緊張するのも無理はない。

ちなみに緊張しているのはあんちゃんだけではない。あとから到着した面々も、ややこわばった面持ちで会場に入ってくる。
まだ音が鳴っておらず、照明も全灯しているクラブの中では、かえって彼らの緊張も伝わってきやすい。製氷機の「ブーン」という音だけがやたら大きく響く。

…他人事のようだが、僕も2回ほどTIMELESSでショーをしたが、確かに緊張する!リハの段階から、演者同士も多少意識しあっていて、良い意味で”見られている感”が強い。
いつしかHONGOUさんが「個人的に心の中でコンテストしてます」とインスタで発信したのも、緊張を呼ぶ理由の1つかもしれない…。

そんな緊張感ゆえか、リハとはいえ全チーム手を抜かずしっかりあ踊ってくれる。その場には出演者とスタッフしかいないが、時おり歓声や笑い声が上がったりと、リアクションが飛び交う。本番前でピリピリしつつも、お互いのショーを楽しみにして、エールを送り合っているようだ。

会場に一番乗りしたあんちゃんがリハを行う際も、友達であるBullDogsメンバーをはじめ、他の出演者が率先して声をあげ、彼が踊りおわった時には「アンコール!アンコール!」と叫ぶなど、なんともほっこりしたムードも感じられた。素敵やん?

リハやサウンドチェックが終われば、照明が落ち、ミラーボールが回りだす。いよいよTIMELESS vol.8オープン。

爆音なのに声がかき消されない不思議な空間。

オープンDJは誰よりも楽しみ楽しませてくれる”Mr.TIMELESS”ことJAM
ケースにたっぷり詰めたレコードをじっくりセレクトしながら、まずはゆったりした曲でスタート。暗くなったフロアには出演者が数名立っているのみ。人が少ないからこそゆったり踊れる。これはこれで贅沢な時間。

少し話は変わるが、僕は個人的に、クラブの音の良し悪しは「DJタイム中にフロアでおしゃべりがしやすいかどうか」だと思っている。その点でいうと、会場の[SOCORE FACTORY](以下[SOCORE])はかなり声が通りやすい。体の内側までズンズン低音が響くけど、比較的人と会話しやすく、長時間滞在しても体が疲れにくい。それにイベント後に耳がキーンとなりにくいのも特徴だ。
それもそのはず。お店の代表であり、PAも兼ねているカサゴさんが、フェーダーがずらりと並んだPA卓に着座し、きめ細かくサウンドコントロールを行っているのだ。
それにメインフロアからバーカンのスペースに抜け出せば、より音が落ち着き、ゆったりトークができる。遊びやすく計算された空間なのだ。

早い時間は、フライヤーデザインを手がけてくれたAIMIちゃんと夫のWATABOOさん、そして彼らの息子のフイくんが来場。毎回必ず遊びに来てくれて嬉しい…。

前回(去年8月)の頃は、大人に混じってフロアで爆踊りしていたフイくん。今は人見知りを発動している時期らしく、モジモジしている!

でも、お気に入りのピクミンの人形をお守りのように握りながらキョロキョロと周りを見渡しているうちに「なんか見たことある場所や!」と思い出してきた様子で、最終的には会場を走り回り、縦横無尽に踊り狂ってくれた。
おかえり〜。

価格崩壊、語彙消失。1個500円の本格派バーガー。

エントランスを抜け、入ってきたお客さんをまず迎えるのは、[RICH]ブースから漂う香ばしいにおい。牛ひき肉100%のパティの上に載せられたピクルスやチーズ。これ絶対うまいやつやん!調理されているのは[RICH]オーナーの安藤さん。

1個500円ということは、お店のものよりも少し小ぶりなバーガーなのかな?と勝手に想像していたが、そんなことはなかった。お店で提供しているものと同じサイズのものがプレートに並んでいる。
改めて、500円で大丈夫なんすか…?

注文が入ってから一つずつ焼いて、それからケチャップ&マスタードというシンプルなソースで仕上げる特製ハンバーガー。ひとまずイベントスタッフや出演者が購入していただく。

「うんまあ…」

言葉巧みにうまさを伝えるのが僕の仕事のはずなのだが、圧倒的なハンバーガーの前では語彙力がいちじるしく低下してしまう…(が、それではレポにならないので思い出して書いてみよう)。

ケチャップ、マスタードの塩味と、肉とチーズの旨みに、ピクルスの食感。全ての調和が取れていて、最後まで飽きない。バンズも適度に焼かれて食感と香りをブースト。これこれ、こういうのを欲していた…。

なんでも安藤さんは、もともとラーメン屋で働いていたが、あるときからハンバーガー屋を目指して修行を始め、今からおよそ10年前にアメ村で[RICH]を立ち上げたそうだ。長い飲食店経験とアメリカンダイナーへの憧れが、シンプルながら食べ飽きないバーガーを完成させたのだ。

もちろん実店舗では、よりバリエーション豊かなラインナップが楽しめるので、ぜひ。

飛ぶ鳥落としまくり。各地から引っ張りだこの売れっ子DJ、ANCHIN。

心地よくフロアを温めてくれたJAMから、ANCHINにバトンタッチ。手際良くCDJにUSBを挿してヘッドホンをスチャッ。

ANCHINは、音楽に対する良い意味での“雑食性”から繰り出される、あらゆる現場にフィットするDJプレイが特徴。幅広いイベントから声がかかることは前々から聞いていたが、この週末はその幅広さが尋常ではなかったとみえる。インスタで彼女が告知していた情報をまとめると…

【金曜】南船場[BARInc]
【土曜】「Down In Jamaica×Amapi Night」at. アメ村[Down]
【日曜】TIMELESS vol.8
【火曜】東京は下北沢のDJバー[COUNTER CLUB]

飛ぶ鳥を落とす勢いとはこのこと(しかも平日は会社員として仕事をしているというから本当にすごい…)。

この日もアフロビーツやR&Bのeditモノから始まり、ちょっとずつbpmをコントロール。この後始まる1部ショーに向けて心拍数をあげていくようだ。ジリジリ上がっていくテンションに引き寄せられるように、みんながフロアへ移動し始める。

これぞTIMELESS。個性豊かな9チームと2人による全力のダンス。

DJタイムが終わり、いよいよ1部ショーケースの時間

MCは、久しぶりの登場のGONさん。過去にTIMELESSでMCを務めた時は「慣れてないから、あたたかく見守ってくださーい!」とこぼしながらも、持ち前の明るさと滑舌の悪さでほっこり空間に一役買ってくれた名MC。
この日、序盤はさすがにお客さんもまだ凝り固まっている状態だが、だからこそGONさんのラフなベシャリが潤滑油に。自身の働くバー[Bazooka Channel]の告知もちゃっかり挟みながら軽快にトーク。GONさん、もしやMC慣れてきてる…!?

というわけで良い空気感のなかスタート。ここは写真で振り返ろう。


1, Baumkuchen

2, CHILLBRO

3, まじむん

4, MIDI

5, Druks

6, Thermidor

7, あんちゃん

8, K.L.K

9, Lollipop

10, JUGGLESS BBOYS

11, Curry

いずれもVIBES満タンで見応えのあるショーが続いた。人生初ショーケースのあんちゃんの出番の時も、リハの時に負けないくらいお客さんから声があがり、グッとくるシーンも。

少し前までは1部の中盤くらいだった2人組のHIPHOPチーム「Curry」も、ここ1,2年の飽くなき挑戦が実を結び、東京のパーティからも声が掛かるなどライジング中。その結果、今回の1部トリを飾るに至った。継続は力なり!


’00年代&’20年代のハイブリッド。DJ ENDRUNの斬新で”踊れる”プレイ。

1部のあとは、お待ちかねゲストDJ。ENDRUNさんon the set

淡々とスピンしているようで、毎回しっかり準備をして臨んでくださるのがENDRUNさん。「TIMELESSって何歳くらいの人が多いっすか?」などリサーチしたうえで、自分のやりたい感じも盛り込んでくれる。
この日は、2000年代と2020代の曲をナチュラルに混ぜるという斬新なプレイ。年代がバラバラなのにグルーヴにどこか一貫性があって、めっちゃかっこいい。

次第に「これって00’sのはずやけど新しく聴こえるぞ…」など、不思議な錯覚が起こっていた。

ENDRUNさんと同じく、ビートメイカー/DJとして全国的な人気を誇っているSCRATCH NICEさんやGRADICE NICEさんのプレイにも通じるが、誰もが知る曲もフレッシュに聴かせて、踊りたくさせる不思議な技術を持っている。
もしかすると、長い活動の末身についたグルーヴを的確に捉える感覚器官のようなものがあって、年代やジャンルを飛び越えても、まとまりが感じられるのかもしれない。

1部ショーの時、すでに7割ほど埋まっていたフロアが、このENDRUNさんのDJタイムの時点でほぼ満員に。
1部出演のダンサーたちも、汗だくにもかかわらずバーカンに突進。演者もお客さんも一緒になって乾杯するのもTIMELESSの特徴だ。

まだまだ中盤だが、早くも会場の熱気は最高潮に達しようとしていた。

そういえば冒頭で危惧していたジャネット&TLCライブ、そして他スタジオの発表会による集客の影響は杞憂に終わった!なんなら、城ホール終わりの人たちが「2部に間に合うように来ました!!」と駆けつけてくれたほどだ。
リビングレジェンドたちとキャパ16000人を誇る大阪城ホールを相手に、フロアをパンパンにした今回のダンサー&DJ。すごすぎます。

洗練された2部とラスボスユニット。

後半戦がスタート。さらに洗練されたスタイルを誇る実力派が登場する。1部の熱気もすごかったが、もう一段階ギアが上がる感覚だ。
TIMELESS常連のZEST、BullDogs、そしてCOOKIE & ISSRRRが登場。

1, ZEST

2, BullDogs

3, COOKIE & ISSRRR

からの本日のラスボスことスペシャルゲスト、HONGOU+TAAの登場。

それぞれの人柄やスタイルが滲み出たダンスに、この日一番の歓声がブチ上がる。普段のそれぞれのチームでのショーに比べてソロが多かったりと、ユニットならではの展開で新鮮(ちなみに音源の長さは7分17秒。すご!)。初めから終わりまでずっと圧倒的。
音源のもとで踊っているというよりも、2人の関節から、足の裏から、肩から、腰から、唸るように音が出ている。重厚なダンスとはこのこと…。
偶然か必然か、ENDRUNさんの過去のビートも用いられるなどスペシャルなショーだった。

これ以上ない盛り上がりのなか、すべてのダンスショーが終了。


JAM&ANCHINの無双B2Bで「ワンモア!!!」の無限ループ。

JAMからのANCHIN、そしてついには、JAMとANCHINによる胸熱なBack to Backがスタート。これもTIMELESSならではの光景になりつつある。

ラストの仕上げは甘〜いR&B。かける曲かける曲が全部良い。かけた瞬間、その場にいるみんなが歓声をあげてハンズアップする。僕はこれを「無双B2B」と呼んでいる。
ぼちぼち終わりに向かうはずが「ワンモアワンモア!」のムード。終わる気配が一切ない。23時で終わる予定だったけど、気づけばゆうに30分は過ぎている。さっきまで22時やったのに…時計壊れてる?

終わりがけになってもバーカンはテキーラの嵐。過去にゲストで出てくれたRH_lockersのRyosukeくんや、soilのMinami。それから咫和巵のYU-SEIなど、忙しいなか駆けつけてくれたチーム友達。凄まじい勢いで遅れた到着を取り戻すように凄まじい勢いでサリュー!
FRESHスタッフもその嵐に飲み込まれ、へべれけ。

スタッフKURANOSUKEは、感極まって号泣してしまったようだが、その話をするとさらに長くなるのでまた今度の機会に…。

フライヤーに表記していたスケジュールを大幅に超え、音が止まったのは23:45。音好き、酒好きたちの必死の抵抗もむなしく、我々スタッフによる撤収作業が始まった。みんなごめんな…!

次世代の勢いを過去最高に感じた回。

個人的に今、関西で最も勢いがあるのは20代前半のプレイヤーだと感じている。

昨年のJDDで優勝をかっさらい、今や日本各地にとどまらず世界をまたにかけて活躍中の咫和巵をはじめ、先のODDで悲願の優勝を果たしたAVID、JDD常連のRH_lockers、そしてもちろん今回出演してくれたJUGGLESS BBOYS、Druks、ISSRRR、COOKIE、BullDogs、あんちゃん、ZEST…みんな20代前半だ
TIMELESSは、比較的世代を超えて人が集まるイベントなのだが、今回は出演者も遊びに来る人も、先ほど挙げた20代前半のダンサーが多い印象だった。
今、最もエネルギーに満ちた世代がTIMELESSという場で表現し、遊び、繋がる様子を見ると、これが今自分が大阪でスタジオやイベントの運営にあたっている意味なのだなあと改めて思う。

ダンスも多様化し、いろんな側面に価値が認められる時代になっているが、対面で踊り、対話し、繋がっていく場所を作ることに一番の価値があると信じてこれからも続けていきたい。

いつもサポートしてくれている方々、今回出演してくださったすべてのプレイヤー、そして死ぬほど長すぎるブログを辛抱強く最後まで読んでくださったあなたにお礼を申し上げて、パーティレポを閉じる。

文/構成 : Seiji horiguchi
写真 : madara film

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