“HANERU WORKS”
’00年代から大阪を拠点に全国的な活動を展開してきたヒップホップダンスチーム「HEX BEX」「sucreamgoodman」のメンバーによって2022年に始動したプロジェクト。長年の活動のなかで追求してきた個々のスタイルやスキル、そしてface to faceで築きあげてきた日本各地のプレイヤーとの繋がりを武器に、ヒップホップカルチャーの魅力と可能性を多角的に発信。本物を見極めることが困難になりつつある混沌の世に、アンダーグラウンドサイドから一石を投じる。
この記事を書くにあたって、1年近く時を遡る必要がある。
2022年2月に開催されたOSAKA DANCE DELIGHTで堂々の優勝を飾ったHEX BEX×sucreamgoodman 。そしてその後、彼らが表明した「HANERU WORKS」という団体の結成。メンバー6人が主体となって発信を行う ということだけが公表されたが、具体的にどんな企画が立ち上がるのかは、当初伏せられていた。
春の終わり頃に発表された企画第一弾の名は「DANCER×BEATMAKER」 。HONGOU、KUCHA、CHEKE、oSaam、DY、BUUBEE の6人がそれぞれ別のビートメイカーとコラボして音源をリリース。さらにその音源のプロモーションビデオを制作するという壮大な計画だ。1人ひとりのダンススタイルや音楽性が作品にどう反映されるのかが個人的にとても楽しみだった。
6月のKUCHAから始まり、DY → BUUBEE → HONGOU → CHEKE → oSaamの順でおよそ半年にわたって月1のペースでリリースされた音源と映像。そのどれもが、彼らのこだわりや性格を色濃く映し出していた し、同時に彼らが協力を仰いだプレイヤーとの結びつきを強く感じさせるものだった。
ちなみに、この一大プロジェクトの裏側についてロングインタビューもさせていただいた。彼らの活動の裏側を知ることで音源や映像をより楽しめる と思うのでチェックしてほしい。
この記事を読んでいる大半の方は、ここまでの流れをおおよそ把握していると思うが、ここからが本題である。
2022年の12月に全ての音源と映像が公開されたわけだが、そこから間髪いれず「HANERU WORKSプレゼンツのパーティ開催」 の情報が発表された。この企画に参加したビートメイカーや、かねてから彼らと交流のあったアーティストがアメ村に集合して、大々的にパーティが開催されるのだ。「DANCER×BEATMAKER」に参加したビートメイカーの名前が一つのフライヤーに連なるだけで、なんとも壮観だ (ip passportさんだけ、出演者として参加されなかったことは、彼のファンとして残念だったが…)。
先のロングインタビューをさせてもらったライターとして、そして1人のヘッズとして、彼らの企画第一弾の集大成ともいうべきパーティの全貌 を目の当たりにしたいと思った僕は、オープンから参戦したわけだが、結果的にラストの音止めまでしっかり遊ぶことになった 。今日はそんなパーティの様子を記録として残しておきたい。さまざまなパーティのドラマチックな瞬間を何度もおさめてきた敏腕カメラマン、Jyunya Fujimoto さんによる素敵な写真も楽しんでほしい。
2023年1月27日(金)
この日の最高気温は5度。近年稀に見る大寒波 の影響で、大阪もところによっては雪がちらついていた。このパーティのために沖縄からはるばる来られた方も、あまりの寒さに急いで(沖縄では着ることのない)ダウンジャケットを購入した という…。
さて、22:00少し過ぎに会場の[Club JOULE]にたどり着いた。DJブースの頭上のスクリーンには、ダイコク映像が編集を手掛けた映像が流れている。
DJ DY
R&Bのインストver.多めな印象。壮大な幕開けを感じさせるDYさんのオープンセット。自身もゆったり首を振りながら徐々に、しかし確実に、フロアにヴァイブを伝えるDYさん。この時間から来ている知り合いもちらほら。青森からはるばる来てくれた友達(実に3年半ぶり…!)もフロアをダッシュして最前でDJブースのDYさんに手を振っていて愛くるしかった!
DJ Duckbill
レペゼン愛媛、初めましてのDuckbillさん。BUUBEEさんとともに音源/映像を制作したビートメイカーが来阪だ。被っているキャップには、彼が所属するクルー「SAKE DEEP」 のロゴ。時折サイドMCに、同じくレペゼンSAKE DEEPのSiVAさん の姿も。
彼のビートをビートライブの要領で流すのかな?と勝手に思っていたけど、がっつりレコードでDJ。ターンテーブルスキルも惜しみなく披露 しながら縦ノリのグルーヴを淡々とキープしていた。
徐々に人口密度が高まっていくフロアをしっかりロック。隣で彼のDJを聴いていた奈良の先輩も「かっこいい!」 と呟いていた。
1部SHOWCASE
関西で一番かっこいいイベントMC、TATSUYA さんの仕切りでショーが幕開け。FRESHの発表会「NAMURA ATTACK」 ではイベントの進行具合も意識しながら、時にはかなり急ぎ足で進行してもらう時もあるけど、この日は、出演者とオーディエンスのテンションを上げることに全振り する喋り。深夜のパーティということもあり、1部の頭から全力投球で声を張り上げる。
咫和巵
昨夏のJDDで「咫和巵+無名」 で特別賞を獲得したことも記憶に新しい大型ルーキー。並はずれた身体能力を武器にする破壊力抜群のショーだった。人間離れした技もさることながら、シンプルなステップも重い…。息つく暇もない怒涛のルーティンとソロ で、おおいに会場を沸かせた。ショーのラストには、Tシャツのバックに刻まれた「Ancient City Kyoto」 のロゴを見せつける。見事なレペゼンっぷりだ。
BullDogs
こちらは大阪レペゼンのHIPHOPチームBullDogs 。CHEKEさんのスタイルを敬愛し、継承する4人組。TRUE SKOOLで特別賞 をとるなど、クラブシーンだけではなくダンスシーン全体にジワジワと認知を広げている。
先ほどの咫和巵は、イントロたっぷりで空気を作るスタイルだったが、こちらはいきなりフルスロットル で踊り狂う。メンバーのKURANOSUKEはヘッドバンギンしすぎてデューラグも取れる勢い !
2人パート、4人パート、ソロ…と目まぐるしく展開を変えてたたみかける。こちらはショー終わりに、衣装の下に着ていたTシャツの「HW」のロゴを見せて大阪の先輩へのリスペクトを表した。
ZEST
大阪レペゼンのトリオ。この3,4年でコンテストやバトルを中心にめきめき頭角を表し、各地のパーティにひっぱりだこの若手筆頭 だ。こちらも「HW」のロゴがあしらわれたフーディで登場。メンバーのIKKIが「S.W.R.D」 という名義でビートメイカーとしても活動していて、彼らのショーではそのビートも用いる。
ZESTのショーの武器は、“チーム感” だ。一つひとつのステップやノリの質感の合わせ方が尋常ではない。FRESHでも夜な夜な練習したり、クラブにも3人で遊びに行っていたりと、とにかく一緒に時間を共有している 印象がある。チームが少なくなりつつあるご時世にここまでチーム力を仕上げてくるのは、個人的に感動すら覚えた。
Kannoma × Atsuki
奈良レペゼンのAkinobu さん、TAKUJI さん、そして神戸レペゼンのATSUKI さんによるユニット。
長年バトルやコンテストに挑戦を続けながら踊りを磨く3名は、中堅層のなかでも特にプロップスが高く、個人的にもお世話になっている兄さんたち。ただこの3人でのショーはおそらく初めて。どんな作品になるのか予想がつかなかったが、Kannomaの2人とATSUKIさんのスタイルが見事に溶け合い、いずれも幅広い音楽やダンスに通じるダンサーであることを再確認した。ショーを見ている僕らにまでインスピレーションを与えてくれるような ウィットに富んだショーだった。
DONUTS + 白ごはん
待ってました、アメ村レペゼンのパイセンたち 。イベントの情報が解禁されたときから「めちゃくちゃ楽しみ!」 と気合いをのぞかせていたが、この日も鼻息ふんふん、覇気をまといながら登場 。
全員、ステップの踏み込みもいつもよりも黒く重たく、フロアの熱気も一段と上がる。
1人ひとりが多忙なライフスタイルのなかで、バトル・レッスン・ソロショー・ビートメイク・MV出演 などなど、それぞれの表現を全うしているわけだが、やっぱり全員がひとところに集まった時のクルー感は、「ドーシロファン」にとっては熱いものがある。
体型や音楽性、踊りのアプローチも見事にバラバラで、ずっと違う種類の刺激に包まれるし、さらにそれらのエナジーが合わさった時の爆発力は他にはない。最後まで飽きないショーだった。
DJ SOOMA
1部のショーが終わると、DJブースにはSOOMAさんがスタンバイ。ほぼ毎週末(ときには平日も)どこかの現場でスピンしている大阪アンダーグラウンドの代表的存在 。長年のディグ&ギグが生み出すグルーヴィなDJもさることながら、ラッパーへのビート提供やMIX CD、TAPEの制作など、幅広くアウトプットを続けるTHE・職人 。思えばHANERU WORKSの「DANCER×BEATMAKER」の企画も、SOOMAさんの『Killing Fight』 の音源からスタートした。
この日は、なんとHANERU WORKSのパーティの前にアメ村[KING’S TONE LOUNGE]でも一度スピンし、肩が温まりまくっている状態 での登場。極太なHIPHOPチューンでフロアを揺らす。
個人的にはSOOMAさんのDJ中の手元の美しさ を見ながらゆれたいし、知らない人にも見てほしいのだが、ステージ奥にDJブースが組まれているJOULEではそれがかなわない。ただ、大きい箱ならではのパワフルなサウンドで極太なグルーヴを全身で浴びることができるのは贅沢だ。内臓に響く低音を感じながら揺れるひととき。
ただゲストライブの前の時間で、いよいよフロアに人が増えてきたため、ガッツリ踊るのは不可能だった。
ゲストライブ 茂千代
再び登場したMC TATSUYA さんの呼び込みにより、髪を後ろでゆわえ、さながら侍の様相で茂千代御大 が登壇。ゲストライブの時間だ。バックDJはもちろんSOOMAさん。
2008年リリースの『NIWAKA』 、2019年リリースの『新御堂筋夜想曲』 そして昨年12月に長崎のDJ MOTORAさんとリリースした『REBIRTH』 に収録されている曲を次々と披露。淡々としかしヴァイブス満タンでスピットする姿は改めてかっこいい…。「ここ一番のパーティするにあたって、絶対茂千代くんに出てほしかった」 とブッキング時からただならぬ熱量をのぞかせていたHANERU WORKSメンバー。それに応えるような魂のライブ だった。
セットリスト
・実演NIWAKA THE LIVE
・新御堂筋夜想曲
・GET BUSY
・師事
・Reverse
・First Take
・IMPULSE
(勉強不足で曲名がわからないものもあった…)
ここまで歌ったあと、少しMCの時間。
「自分もHIPHOPジャンキーで、日々レコードとかCDとか掘ってるんですけど、大阪、日本にはもっともっとやばいディガーがいっぱいいます。ここで、年齢とか関係なく俺がリスペクトしてるラッパーを呼びます。16FLIP a.k.a ISSUGI in da house!!!!」
その声とともに、この日はDJ名義でクレジットされていたISSUGI さんが、マイクを握って登場。予想外で激アツな展開!もちろん2人で披露するのは、ENDRUNさんのアルバム『ONEWAY』 (2016)に収録されている『FINEST』 。ファンにとっては、イントロの「茂千代を聴け」「ENDRUNを聞け」「ISSUGIを聴け」 の掛け合いを生で聞けるだけで既に熱い。「はい!心して聴きます!」という気持ち。
僕個人の感想だが、『FINEST』の茂千代さんのリリックは、(7年前の曲というのにもかかわらず)コロナ禍の日本にもめちゃくちゃに刺さる内容なのでぜひ知らない人はリリックも追いながら聴いてほしい!
VIDEO
※このMVはダイコク映像 がディレクションを担当しているので、知らない人はぜひチェックを。
ライブ後は2部ショーケース。まずは3名の女性ダンサー によるソロだ。
MAHINA
Jack Dine – Such a Thing
いまや全国を飛び回ってワークショップにゲストショーに活躍しまくりのMAHINAさん。2022年リリースのJack Dine『Such a Thing』 の心地いいトラック/ボーカルとともに、まるで自身が曲を奏でているように、踊りの起伏まで巧みにコントロール 。”シンプル”をとことんまで突き詰めたMAHINAさんの無二のスタイルは、バトル / ショー / セッションなど場面関係なくずっと見ていたくなる…。3分強の1曲使いも、あっという間!
REIKO
唯一JAZZダンサーとしての出演! ジャンルの垣根や、アングラ/メジャーの壁を超えまくって
幅広く活動されているREIKOさん。何百人というオーディエンスの前でも一切ブレることなく、美しい“止め・跳ね・払い” を見せながら、フロアを縦横無尽時に舞う。こちらも1曲使いで、会場の空気を一気にREIKOさん色に変えた。
Donique Fils-Aime – Stand By Me
MIO
暗転したフロアをレーザービームが照らし出せば、我らが姉御、MIOさんの登場!ウサ耳のついた衣装でステージ上に仁王立ち 。曲のイントロとともに手拍子を促す姿は、さながらワンマンライブだ。 「ミオピョンピョン!」 のウィスパーボイスがクセになるトラックは、ip passport さんと二人三脚で作った完全オリジナル。この音源はパーティの3日前にSoundCloudで公開され、自分を含め多くの人が予習していた。さながらワンマンライブだ!
からの、昨年のNAMURA ATTACKのMIOナンバー でも使用した曲でオーディエンスを巻き込みながら、さらにぶち上げる。MIOさんの生徒さんもたくさん来られていたようで、僕の真後ろからも「みおさああああん!!!」 と声援が飛んでいた。
Koodie Shane – The Hills
GRAYSOURCE
今回唯一の関東からの参戦 。TAKESABUROさん率いるGRAYSOURCE の登場。超絶アグレッシブなルーティンと、1人ひとりの爆発的なソロ。TAKEさんYASSさんのベテランチームは言わずもがな、20代の若手組も1人ひとりが昨今のダンスバトルやコンテストで必ずと言っていいほど名前を連ねるなど、間違いなく国内トップレベルのダンサー 。
コロナ禍以降、「HighBreedClub」として でオンライン上でのレッスンや映像配信を継続してきた彼らが大阪の現場 に登場するのは熱い!この後の大トリに、良い意味で発破をかけるようなパッション全開のショーだった。
HEX BEX & sucreamgoodman
説明不要のOSAKA DANCE DELIGHT優勝ネタ 。Dance Delightのチャンネルでアップされている正面からの引きの映像は、これまでに3000回くらい見てきた が、JOULEのフロアで、手で触れられる距離(本当にそれくらいのポジションで見ていた!)で踊るのを見ると当然ながら興奮度合いも違う。一つの踏み込みに全身全霊をかける。四肢が弾け飛びそうになるほどのヒット。ふとした仕草に宿る遊び心と色気。フロアの歓声は最高潮。 改めて彼らの揺るがぬプロップス を目の当たりにした。
全力の3分ネタのあとは、去年およそ1年をかけて制作&リリースしてきたオリジナルトラックでのソロ 。これこそHANERU WORKSの企画第一弾「DANCER×BEATMAKER」 の核となる部分だ。
渾身のショーケースのあと、6人が残るフロアに再びGRAYSOURCEが登場 。あれよあれよという間に東西のダンサー総勢13人によるスペシャルセッション がスタート!タイムテーブル上では公開されていなかったサプライズコンテンツにフロアは再びどよめく。ビートはENDRUN さん。ぶち上がらないわけがない。大興奮で2部ダンスショーは幕を閉じた。
DJ ENDRUN
興奮冷めやらぬフロアをさらに熱く揺らすのは、長年のストイックなビート制作で全国のプレイヤーと繋がってきたENDRUNさん。自身でプロデュースしたトラックもかけつつ、’00年代のHIPHOPやR&Bも多めにプレイ 。2020年代と2000年代の曲を絡めるという実験的なMIX CD「GOOD TIMES」 の第2弾を昨年リリースしたことも影響しているかも?「なるほどこうきましたか!!」 と超新鮮な時間だった!
DJ 16FLIP
茂千代さんのライブのラストで登場したISSUGIさんが、お次は「16FLIP」名義 でDJブースにセット。ストレートなHIPHOPをカットイン多めで淡々とつなげるスタイル。以前、HoofitにゲストDJで来られたときも、その実直なまでのプレイに魅了されたが、今回もブレないスタイル。まるで「これが今イケてるHIPHOP!」 とガイダンスしてくれているよう。
DJ BUDAMUNK
初めて聴くBudamunkさんのクローズDJ。どうしめてくれるのか!という期待に、彼が出した答えはR&Bセット 。彼のR&Bのミックスが最高に気持ち良くて最高なことは、過去のミックスCDで確認済み。
このあたりで久しぶりに会った友達と話し込んでしまったので、全部をしっかり聴くことはできなかったが、終わりに向かって徐々にBPMも落ちてくる…?と思いきや、後半まで跳ねたビート!フロアに残ったダンサーたちは思う存分踊って遊んでいた。終盤には『First Jam Magic ft.仙人掌』 など、Budaさんがプロデュースに関わったスムースな曲も。Budaさんが回すクローズDJでこの曲を聴く贅沢さよ…。
そして気づけば時刻は朝5時。徐々に明るくなるフロア。それでもまだまだ居座り続ける欲張りなパーティ好きたちに応えるようにジワジワとDJタイムも延長。完全に音が止まったのは6時前。DYさんがマイクを握り「みなさんありがとうございましたー!」 と最後に挨拶。
最後に集合写真を撮って終了。眠気と疲労に包まれながらダラダラ集合する感じも、なんだか久々で楽しい。地方から遊びに来た方もかなりの人数が最後まで残っていた。ようやく気兼ねなく大阪に遊びに来れるようになったんだなあ…と感慨深かった。
ちなみに今回のパーティをきっかけに、DJ SOOMAさんが愛媛の「SAKE DEEP」のパーティに出演することが決まるなど、最高すぎるリンクもあったようだ。こうやって現場で繋がって次の動きが生まれることこそ、現場の醍醐味 だし、スチャダラが「とにかくパーティを続けよう」 と説いた心ではないだろうか。僕個人としても、3年半前にパーティを共同で主催したことがある青森のダンサー友達と「またパーティをやりたいね」 と話せたりと、久々に心躍る時間だった。そうやって街を越えて遊んだりクリエイトしたりすることが再び可能になった今、HANERU WORKSが今後どんな企画を仕掛けるのかが気になるところだ。冒頭の彼らの紹介文にもある「face to faceで築きあげ」る関係性 こそが、一番最後に残るものだと信じている。
Text : Seiji Horiguchi