9/12のみんなのうた。FRESHが主催するイベントでは初となる野外での開催。無事に怪我や病気もなく終えることができました!本日はそのレポートを。
今年は毎夏の恒例イベント「Village Camp」が開催できなかったこともあり「夏の思い出を作る場所が欲しいなあ」という話から企画がスタート。
「密を避ける」×「ワクワクする場所」からはじき出された答えが…野外イベントでした。
会場の案に出たのは、自分も遊びに行ったことがあった和歌山のBagus。海と山に挟まれた絶好のロケーション。どれだけ絶好ロケーションなのかは(前にも紹介したけど)FRESHスタッフのanna a.k.a PINK MONSTERの書いてくれたブログを参照くださいませ。
当日、スタッフはFRESHに集合。事前に用意していた冷やしパインやスピーカー、テントなどを車に積み込みデッパツ進行。僕は体質的にお酒が飲めないので必然的にドライバー。わざわざこのパーティの為に地方から遊びに来てくれた友達も乗せてレゴ。
およそ2時間弱のドライブを経て12:00にBagus着。つい3日前までは晴れ予想だったのに、しとしと小雨。ピーカンでの開催は叶わなかったか…。
階段を降りていくと、少しずつ波の音が近くなる。この”プライベートビーチ感”がBagusの好きなところ。久々に聴く波の音。久々に吸い込む森の匂い。これだけでも十分あざすやな。
諸々の準備や機材チェックを終えていよいよオープン。
早い時間から駆けつけてくれた方も多かったのが印象的でした。遠いところ来てくれて嬉しい…。
曇天でもおかまいなしに服を脱いで海に飛び込んでいくメンズ達。冷やしパインをかじりながらベンチに座ってくつろぐギャル。ゆったり音楽に乗りながらビールをあおる兄さん姉さん方。海沿いを歩いて、遠くの岩場まで探検に行く男女。楽しみ方、過ごし方は人それぞれなのも良い…。何もせずぼーっとするのもアリ。
前半戦でスピンしてくださったDJ YUNGEASY → DJ DY → DJ SOOMA → DJ QUESTAが、とにかく最高の流れだった!浜辺で聴く彼らのDJは、アメ村のクラブで聴くのとはまた違った良さがありました。(夕方にしとしと降っていた雨も夕方にはやみ、「よかったー」と胸をなでおろす)
早い時間から来てくれたみんな、ありがとなあああ。
GUEST LIVEに登場するは、REP北摂、優しく力強いメロディラインと、琴線に触れるパンチラインで人気を博すJambo Lacquerさん。よく考えたら2020年2月のHONGOU×Jambo Lacquerの対談(SOWL VILLAGE企画)の時ぶりっす。お久しぶりっす。
http://sowlvillage.com/sowl-village2020-interview-west/
言葉が沁みる。音が沁みる。山と海に響く歌。
ライブにぶち上がりすぎてセットリストははっきり覚えていないんですが、以下の曲をはじめ、EVISBEATSさんプロデュースの『Rhythm』など、優しく包み込んでくれる”Jambo Lacquer節”を披露してくれました。この人を呼べてよかったと改めて思いました…。
ラストの曲の間奏ではウルフルズ『とにかく笑えれば』をサンプリング。この人が歌うとまた違った良さがある…。あっという間の30分でした。
まだまだパーティは続く。
ライブが終わってバーカンに行こうかなと歩き始めたオーディエンスを制するようにTAA&Yacheemiがゆらりと登場。この日の前日、“越境RAW GROOVE”というテーマで2時間のワークショップを行ってくれたTAAさんYacheemiさん。
それぞれ普段の活動範囲だったり、踊るジャンルは違うけど、二人で並んだ時のおさまり(?)が絶妙に良いのが不思議だったなあ(意外と背丈も同じくらいだった)。関東と関西のイベントを行き来するうちにいつの間にかフィールして仲良くなったとおっしゃっていました。
ショーの方は、bpm80くらいのゆったりしたローテンションの曲から、急に倍速の曲に展開していくなど、既存の枠を破壊して新たな形を生み出す姿勢がめちゃくちゃかっこよかったです。ジャンルの壁、地域の壁をゆうゆうと取っ払ってヴァイブス満タンのショーをお届け。まさに越境。”スニーカーon砂浜”という斬新な環境だったけど、おかまいなしにぶちかましてくれた!
(「越境」という言葉は間違いなく今回の合言葉になったと思う)
からのショーの仕上げはダンスセッション!(もちろん引き続き砂浜でだ)
DJ DYさんがかける曲に合わせて次々とダンサーが参戦。豪華かつハイテンションなセッションはがっつり20分。砂を撒き散らしながら本能のままに踊り狂ってくれました。
間違いなくクラブでは見ることができないセッションでした…。ヴァイブスが溢れて机が壊れるというハプニングも、ご愛嬌…。
このあたりで日も落ちきって「みんなのうた」は後半戦へ。スタジオから持ち込んでいた照明が夜の浜辺を幻想的に照らすなか、DJタイムが続きます。
この並びはそう見られる(聴ける)ものではない。まだまだ止まらない越境。どこからともなく手持ち花火も出てきて、いよいよ夏の締めくくり。
遊びに来てくれた人も出演者も、笑顔ばかりでホッとしました。スタッフが撮った写真や、来てくれた方による写真で当日のゆるさ、楽しさが少しでも伝わってくれれば幸いです。
「みんなのうた」は今後も開催したいなーとぼんやり思っています(いろんな状況や都合があるから分からないけど)。ですので、今回存分に楽しんでくれた方も、あいにくタイミングが合わず来れなかった方も次回の開催を、ぼんやり楽しみにしておいてくださいね。
以上をもってFRESHの夏を閉じます。
Seiji Horiguchi