CITY ATTACK

「もはや発表会ちゃう」と思わせるイベント。写真で振り返るCity Attack玖

2010年12月に創立し、今月2018年12月で8周年を迎えたFRESH DANCE STUDIO。

周年を記念し、味園ユニバースにて開催されたCity Attack vol.9について、
イベントレポを記しておこうと思います。
(かなり長いのですが、休憩時間にでも一読いただければ幸いです)

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フライヤーやチケットには

「City Attack

と記載していましたね。「玖」の部分の
読み方や意味がいまいちわかりにくいので、今更ですが説明を。

ざっくり説明するならば漢数字の難しい表記。

カレーハウスCoCo壱番屋の「」や弐千円札の「」など。大字(だいじ)と呼ばれる書き方です。「玖」は今回の回数、9を表しています。

大字についてもっと知りたい方はこちらのページへ。

https://www.benricho.org/kanji/kansuji.html


 

さて、オープン以来毎年開催され、年々参加クラスが増えつつあるCity Attack。
今年は全部で25のクラスが参加してくださいました。
HIP HOPをはじめ、HOUSE,REGGAE,BREAK…と様々なジャンルのインストラクターが名を連ねました。

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会場である味園ユニバースは大阪ミナミの中でも「裏なんば」と呼ばれる、極めてドープな地域に鎮座しています。

かつてはキャバレークラブや、大宴会場として人気を博したレジャー施設でした。

味園ユニバースCM 5連発

会場の中は惑星を模した巨大な照明や、4人がかりでやっと運べるほどのビッグなソファーなどが配され
バブル期にタイムスリップしたようなレトロかつゴージャスな空間。top2

 

現在はCity Attackを始め、ヨーロッパ発の大型ダンスバトル「SUMMER DANCE FOREVER」の予選や、ダンスナンバーイベント
さらには韻踏合組合が主催するMCバトル「SPOT LIGHT」も開催されるなど、かつての盛り場が再び活気を取り戻しつつあります。

JAKE vs 呂布カルマ / SPOTLIGHT 2018 MC BATTLE


さて、脱線しまくりましたが、早速当日の様子を写真とともにthrow backしていきましょう。

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まず、オープン前から会場の前には長蛇の列!!!

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(野外フェスなみの人だかりに、ご近所の方は怪訝な顔。ご迷惑をおかけしないようスタッフも必死に会場入り口の整備!!)

オープンは、DJ JAMによるDJタイム。
発表会でのDJタイムは普段のパーティよりも短くなるため、DJにとっては通常のパーティよりも難しいプレイになるのですが
会場全体の様子を見ながら、丁寧にレコードを選んでは針を落とす姿が印象的でした。

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↑ちなみにJAM君はまだ21歳。小松菜奈の1個下です。

開場前から並んでいただいていた方が全員中に入るか入らないかくらいの頃合いで、どこからともなく、爆音太鼓パレード集団 「イーリャ・ダス・タルタルーガス」の演奏がスタート。

当日、会場にいらっしゃらなかった方、まずはこちらの映像を。

キロンボ2016 イーリャダスタルタルーガス

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そんなイーリャダスタルタルーガスが太鼓を打ち鳴らしながら会場を練り歩き、前方のステージに踊り出て、圧巻のパフォーマンス。
その場にいたほとんどの人が、彼らのパフォーマンスを見るのは初めて。最初はあっけに取られていたものの、
だんだん引き込まれて、うなずいたり体を揺らしたり、もっとよく見ようと場所を移動したり。

何種類ものリズムが一つに合わさったり、また離れたり。次から次へと目まぐるしく展開していきます。
指揮者の仕草やハンドサインを合図に、リズムがまるで生き物のようにうねって変化していくところは、すごく見応えがありました。

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明らかに例年とは一味違うイベントの幕開けでした。
そしてMC TATSUYAさんの咆哮とともに、いよいよクラスプレゼンテーションがスタート!!

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味園ユニバースのレトロ&ファンタジックな雰囲気に、音響・照明のマジックが加わり、これぞCity Attack!!な空間に。
ジャンル問わず、会場の雰囲気とダンスが、とてもマッチしていました。
ナンバーに参加された生徒さんは、まさに老若男女。小学校低学年のキッズから、還暦を迎えた夫婦まで。

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1部のクラスが終わった頃には、会場内は出演者やお客さんで既にキャパ寸前
それでも、フロア内にはまだまだ人が流れこんでいました。


イベント中盤では、昨年に引き続き、2度目となる曜日対抗FRESH選手権を開催!!

月曜日チームから日曜日チームの全7チーム(もちろんインストラクターもご協力いただきました)が大縄跳びに挑戦して記録を競います。

今回、縄を回してくれたのはダブルダッチのプレイヤーとしても活動経験のある
oSaamクラスのRYOTA君とAIクラスのAOIさん。

二人はイベント前に口を揃えてこう言っていました。

「ターナー(縄を回す人)がうまければ何回でも飛べるんすよ」

と。ターナーすげえな。

その宣言通り、どのチームも30回,40回,50回…と、昨年からは考えられない記録を連発!!
(ちなみに昨年の平均回数は3回ほどでした。これはこれで少なすぎる…。)
つまずいて四つん這いになりながらも、気合いで体勢を立て直す先生がいたり、勝負は白熱!!!

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見事優勝をもぎ取ったのは、木曜日チーム

記録はなんと70回。

意地を見せつけましたね。おめでとうございます!!

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驚異の記録と盛り上がりを見せた曜日対抗選手権でしたが、問題が一つ。

めっさ疲れる。

と、いうことで来年からはもう少し体力的な負担の少ない競技に変更されるかもしれません。


次第に皆が変なテンションになりつつある中、発表会2部クラスへ。

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GIRL’S HIPHOP,KRUMP,HOUSE,BREAK,JAZZ、そしてHIP HOP…様々な世界観のナンバーが盛りだくさんでした。
ステージに立つダンサーの真剣な目はやはりぐっとくるものがあります。

そしてクラスプレゼンテーションが全て終わり、イベントは折り返し地点…。


続いてはSP LIVE、

NAGAN SERVER × kenT trioが登場!!!

クールな中にも、確固たるメッセージのこもったラップをするNAGAN SERVERさん
生バンドによるジャジーなサウンドの迫力も、やはり現場ならでは。
なかなか目の前で、バンドセットでMCのライブを見れる機会は少ないのではないでしょうか。
彼らを知っている人も知らない人も、揺れたりうなずいたり、心を掴まれている様子でした。

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途中で自身でもコントラバスを演奏されるNAGAN SERVERさん。
多彩すぎる…。

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ラストは、RITTOさんのNINGEN State of Mind pt-Ⅱのリミックスで、〆。
kenTさんのサックスが味園に響き渡って、ノスタルジックなフィナーレでした。

原曲も本当に素晴らしいので、ご存知ない方はこちらからどうぞ!!


SP LIVEのあとは、

イーリャダスタルタルーガス、ふたたび。

またもや音のシャワー、否、音の滝ともいうべき圧巻の爆音リズムで会場をロック。

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10分間があっという間でした。
一度味園ユニバースでやってみたかったのでいい経験になったと話すメンバーのkanaさん。
一瞬でファンになった僕はぜひ来年以降も彼らに参加いただきたいところ。


さあ、ここからはイベントも佳境。ゲストショーケースの時間です。

全16チームが駆けつけてくださいました。

City Attack初参加となるBOUNSTEPや、東京からはるばる大阪へきてくださったBOXERさんとkeikoさんのユニット、
そしてJIG + GENKIさんの大御所ユニットなど、HOUSEのゲスト勢に期待が高まったり、
一方で東西の若き異端児系ダンサーが集結した「ブラック☆バタフライ」の大癖ショーケースの感想がイベント後も噂されるなど
とにかく個性やこだわりが突き抜けた作品をたっぷり楽しむことができました。

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大トリのMIDDLE FILTERでこの日全てのショーが終了。
しかし、常連の方ならご存知の通り、City Attackはもう少し続きます。

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なんせ参加者の多くは、パーティフリーク。
HEX BEX + sucreamgoodmanのゲストショーを終えて間もないDYさんが
いつの間にかDJブースに「スチャッ」。ラストのDJタイムがここから始まります。

発表会打ち上げの0次会的な位置付け

でもあるこの時間はいい音楽とお酒で、笑顔が広がっていきます。

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いい笑顔ばかりですね!

そして、諦めの悪いparty peopleがDJ DYさんの音止めに口を尖らせながら会場を後にしたところで、
本当の本当にCity Attackは幕をおろしました。


 

いろんな方に「City Attackは全然発表会ぽくないね」と言っていただきます。
FRESHにとってこれ以上の褒め言葉はありません。
発表会+αのコンテンツを盛り込んでいることも、もちろん理由にはあるかもしれませんが
それより何より参加してくださっている方一人一人の力があってこそ。
なんかおもろいこと起こりそう!!」というアンテナを張っている方が一つの場所に集まって
City Attackというイベントが成り立っていると感じます。

出演いただいたみなさん、遊びにきていただいたみなさん、そしてスタッフのみなさん
ありがとうございました!!来年のCity Attackもお楽しみに。
(来年はついに10回目!!)

Seiji Horiguchi

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