NEWS最新情報

アメ村放送倶楽部 vol.12 MIO&MA-NA

2021.05.14

アメ村放送倶楽部 vol.12

イメージ1
ゲスト : MIO&MA-NA
インタビュアー : Seiji Horiguchi
※2020年9月11日のインタビュー。


Seiji : アメ村放送倶楽部のお時間です!本日のゲストはGIRL’S HIPHOPのダンサーであり、FRESHのインストラクターでもあるMIOさんとMA-NAさんです。今日はお二人の活動、そして2020年9月にお二人が主催するイベント「woman of woman」についてもお話をうかがいたいと思います。宜しくお願いします!

MIO・MA-NA : お願いします!

1, 遡ること7年。第一回目のwoman of woman

Seiji : 早速woman of womanについてお聞きしたいと思います。今回7年ぶりの開催とお聞きしたんですが前回はコンテンツも含めどんなイベントだったんですか?

MIO : 7年前はバトルがメインでした。普通のバトルと...ワンポーズバトル(笑)

Seiji : ワンポーズバトル!どんな雰囲気だったんですか?

MA-NA : お題の曲があって、最後のフレーズでポーズを取るっていうシンプルなルールですね(笑) 自分もその時は出場する側だったんですけど、周りのエントリーしてる人たちがめっちゃ小道具とか使ってたんです!

MIO : モナリザの仮装して額縁の中でポーズキメる人とかいましたね(笑)

MA-NA : 自分は小道具とかいると思ってなかったから何も用意してなくて。マジックペンでお腹に直接腹筋の線を書いて勝負しました(笑)

全員 : (笑)

Seiji : 普通のバトルの方はどんな感じでした?

MIO : 女の子限定で、一般とキッズのバトルに分かれて開催しました。結構エントリーも集まったね。100人ずつくらい?

MA-NA : それくらいいましたね!女の子限定でも人数は多かったです。

MIO : そこで優勝したのがMA-NAちゃんでした。その決勝のバトルも見てて認識はしてたけど、その当時はまだ絡んでなかったんよね。特に接点も無くて。

MA-NA : そうですね。で、その日から少しして、アメ村AZURE(現GHOST)のバーカウンターでMIOさんと話したのが最初でしたね。「もっといけるで!」って言ってもらったのを覚えています(笑)

MIO : クラブやし、飲んでたしね(笑)

MA-NA : でもそこからの付き合いですね。Japiinaのメンバーに誘ってもらってODDに出たり、WDC(2on2のバトル)に出させてもらったり。

Seiji : 一回目のwoman of womanで繋がってから、コンテストやバトルに挑戦するようになったんですね。一緒にやるようになったきっかけが気になるんですが、どちらから声をかけられたんですか?

MIO : 私ちゃうかな?

MA-NA : 嬉しかったですね。でも同時に、なんというか…「恐れ多い」っていう気持ちが強かったですね!

MIO : 「怖い」って言われなくてよかった(笑)

2, 「GIRL’S HIPHOP」というジャンル

Seiji : 少し話は逸れますが、こうやって日常的にお話していただいているお二人と、ステージでオーラを放ちながら踊られているお二人とで、何か全く別のモードになっているように思うんですが、本番前にスイッチをぱちっと切り替えるきっかけだったり習慣のようなものってあるんでしょうか?

MIO : ショーの前に5回ジャンプする!それが5回上手くいかなかったらもう一回やり直し。5回綺麗に跳べたら今日は調子良いって思う。あと肩回したりもするかなー。

MA-NA : テンション的なところでいうと私はあんまり変わらないんですけど、ステージに一歩踏み出した瞬間に気持ちが切り替わる感覚はありますね。お客さんがこっちを見ているのを見た瞬間とか。でもそれまでは特に変わらないですね。あ、でもチーム(BOO-YA)でのショーの時は、チームメイトと3回背中を叩き合ってある呪文を3回唱えます。その呪文は今は言えないですけど(笑)

Seiji : 面白いですね!本番前の儀式ですね。そうやってJapiinaとしてディライトに出場したり、2on2のバトルに出たりという活動が、関西のGIRL’S HIPHOPのスタイルを世に知らしめる事になっていると思います。特に日本国内だけでなく韓国にもファンが多い印象があります。そういった海外からの反応は実際に感じたりしますか?

MIO : 何年か前から韓国の女の子がレッスンを受けにくることが多くなってきて。ただ、なんで急に韓国の子がチェックしてくれるようになったかまではわからなかったんよね。言葉もそこまで通じないし。だんだん向こうのシーンに対して興味が出てきて一回向こうに行ってみたいなと思って韓国でインストラクターとかやってる子とSNS上でコミュニケーションをとって向こうに呼んでもらいました。その時はWSと、バトルのジャッジとMA-NAちゃんとのショーケースもさせてもらいました。

MIO&MA-NA @STAY ALIVE (韓国-2017)


Seiji : なるほど、MIOさんからのアクションがきっかけとなって一気に距離が近くなったわけですね。向こうでお二人のショーをやって、現地のダンサーからの反応はいかがでしたか?

MA-NA : 結構「いえーい!」って感じで声も上がってましたね!割と素直に反応してくれたというか。

MIO : 韓国は女の子のダンサーがめっちゃ多い!全然大阪よりも多いと思う。しかもこっちにレッスン受けに来てくれたダンサーにも沢山生徒がいてね。ニヘイとビビっていうダンサーがいるんやけど、2019年にはその子らが主催してるバトルのジャッジに呼んでくれて。GIRL’S HIPHOP限定のバトルやけど200人くらいエントリーきて、めっちゃ盛り上がってた。しかもその時は通訳してくれる人がいたから、イベントが終わった後にそのニヘイとビビとしっかりコミュニケーションもとれて「一緒にできることがあったら良いね」っていう話ができた。例えば日本でバトルとかショーのイベントを開いて韓国の子を呼んだり逆に自分たちが向こうに行かせてもらったり。まあコロナの影響でまだしばらくは海外には行けなさそう…っていうので、今回のwoman of womanの形になったっていうのもあります。
イメージ2

3, 個性派メンバーが集まったwoman of woman2020

Seiji : 今回のwoman of womanはなんといってもキャストが超濃厚という事で、色々とお話を聞きたいです。例えばOld Schoolの枠から参戦されているFunky Pさん。
イメージ3
MIO : HIPHOPだけじゃなくて、それ以外のジャンルの子もいても良いなーと思って。実は私が19,20歳の時の生徒やねん。あの子がまだ中学生の時。かなり熱心に通ってくれてたイメージがあるんやけど気づいたらPOPPERになってたね(笑) 一緒にクルーバトルに出たことがあるんやけど、確かその時にあの子が「woman of woman」っていう名前を付けてくれたんやと思う!もともとはクルーバトルに出るチーム名として。

Seiji : そうなんですか!FUNKY Pさんがこのイベントの名付け親だったとは。

MIO : 一回目の時はスタッフとして動いてくれたけど、今回はソロで出てもらいます。

Seiji : それからユニットの「KOTA+keijiro+レチコ」では、東京で活動中のKOTAさんも出演してくれますね。普段からかなり大阪に来てくださっているイメージです。

MIO : そうそう。KOTAはレッスンも時々来てくれるし、ナンバーにも出てくれたりもしました。あとkeijiroは私も最近知り合って。インスタ上でやってた「#sativamaxchallenge」に挑戦してくれてね。踊り方も可愛くて。

MA-NA : 女性よりも色気があるというか、見せ方が上手ですね!

Seiji : そして、今回はReggaeサイドからもダンサーが参戦されるということで、今日はなんとこの配信の場にお呼びしております。では登場いただきたいと思います。レゲエダンサーの藤原桃尻(ふじわらのももじり)さんとCOCOROさんです!
イメージ4
藤原桃尻・COCORO : 初めまして!よろしくお願いしますー!

Seiji : ありがとうございます!MIOさん、早速ですがレゲエダンサーであるお二人とリンクしたきっかけというのは?

MIO : 藤原さんは岡山のダンサーで、最初に会ったのが私のAllyoopのレッスンやね。もともとHIP HOPやってて、レッスン来てくれた時からめちゃめちゃ喋ってくれて(笑) スタジオ外でもちょくちょく会う機会があって、その度に喋ってくれる(笑)

藤原桃尻 : そうですよね。レッスンは2回くらいなんですけどね!(笑)でもそこで仲良くなってから会うたびにわーって喋るんすよね!

MIO : いつからかReggae一色に染まっていったね。ショーもすごいバイブスで踊ってるのを見てました。ショーで飛んだりするやんな?(笑)
イメージ5
藤原桃尻 : ありがとうございます!そうですね、人の上に飛び降りたりしますね(笑)

MIO : 女の子だけのセッションやし、この人がいたら絶対盛り上がるし面白いと思って。

Seiji : 桃尻さんも、それこそかなりの頻度で大阪に来られていますよね?

藤原桃尻 : そうですね「大阪に住んでるの?」ってよく聞かれますね。基本的に岡山のイベントも出るんですけど、大阪とか県外のイベントに呼んでもらうことの方が多いですね。Reggaeダンサーって基本的に県外に呼んでもらうことの方が多いかもしれないです。北海道から沖縄まで、毎週違うところに呼んでもらうみたいな。

MIO : COCOROちゃんは、それこそ女の子限定でHIPHOPとReggaeのダンサーが参加するバトルがあって、そこに出てたのを見たのが初めてかな。そのバトルは予選式とかじゃなくて対戦カードが決まってるエキシビジョンバトルの形式で。正直Reggaeのダンスのことは詳しいわけじゃないけど、COCOROちゃんは踊りとしてめっちゃ上手やった。「壁ワイニー」っていう必殺技も持ってたりね!

Seiji : お二人はオファーを受けていかがでしたか?

藤原桃尻 : 即決ですね!「絶対出ます」って言いました。

COCORO : 私もです!嬉しかったですね!自粛要請が厳しくなってからはライブ配信だけのイベントは何回か出させてもらったんですけど、配信に加えて会場にもお客さんが100人くらいいるっていう状態は今回が初めてですね。楽しみです!

藤原桃尻 : そうだよね。人が沢山いた方がもちろんこっちのテンションも上がるんで。いないと「大丈夫これ?」ってなりますもんね。

Seiji : 今回のようなオフラインとオンラインが両方とも楽しめるイベントが今後も増えてくると、プレイヤーのパフォーマンスや見せ方も変わってきそうですね。というわけで今回のゲストはMIOさんMA-NAさん、そして藤原桃尻さんCOCOROさんでした!ありがとうございました!


[筆者あとがき]
コロナ禍に突入してイベントの数が激減したことで、ストリートダンサーのフラストレーションは溜まる一方だったが、その分二人が仕掛けるイベントに参加した人は演者やお客という立場に関係なく貪欲に空間を楽しもうとし、それが結果的にイベントの成功に繋がったように思う。インタビューの中で二人が語っていた「むしろコロナじゃないとこのメンツは実現しなかった」という言葉にも納得できる。また、筆者は実際に現場に遊びに行き、その細かい様子をFRESH DANCE STUDIOのブログでも可能な限り綴らせていただいた。イベント当日の様子を振り返りたい方は是非。


インタビュー/文 : Seiji Horiguchi
  • お電話でのお問い合わせ

    06-6211-5838

    受付時間: 12:00-23:00

  • メールでのお問い合わせ

    受付時間: 24時間

    ※ 24時間対応ではありません