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FRESH DANCE STUDIOプレゼンツ・インタビューシリーズCHEKE

2019.03.01

FRE$Hインタビュー、2019年一発目はCHEKE.
アブナイ空気感と重たいステップが代名詞と言えるHEX BEX(ヘックスベックス)、そして最先端の音楽やノリをいち早くキャッチし、独自の視点で表現するAsian Kung(アジャコング)。「対極」というと大げさかもしれないが、全く異なるタイプのチームに属す天才肌のダンサーだ。アンダーグラウンドなパーティのゲストショーから、メジャーアーティストのバックダンスまで、その活動は多岐にわたる。しかし、彼のダンスに対する考えや過去のエピソードなどは語られることが少ない。そんなCHEKEのライフスタイルやダンスへの考えに迫るべくインタビューを行った。
この日のインタビュー場所はFRESH DANCE STUDIOから徒歩3分の距離にある鴨肉料理屋CLUTCH(クラッチ)。運ばれる料理に舌鼓を打ちつつ、同席しているHONGOUとチームの活動予定などについての話を交えるCHEKE。雑談は次第に思い出話に。いつ始まったのかわからないほど自然な流れで、気づけばインタビューが始まっていた。


1, HEX BEX結成秘話

CHEKEさんがダンスを始めた頃の話を聞かせてもらえますか?

CHEKE : 地元が枚方やねんけど、駅でけっこう踊ってる人がいたから、高校の同級生と「誰かに教えてもらおう」と話して。とりあえず声かけた人に紹介してもらったのが”アニー”っていうクルー。教え方もラフやったし、すぐラーメン食べに行ったりするような人らやったけど(笑)でも同じ動きを延々練習したりして、こだわりがすごかった。
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HEX BEXが誕生した時の話を聞かせてもらえますか?HONGOUさんKUCHAさんが同級生で、CHEKEさんがそれよりも年下、というのはなんとなく知ってるんですが。
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CHEKE : 22歳くらいの時にその時仲良くしてた同世代の友達と4人組のチームでショーをすることになって。HOUSE2人とHIP HOP2人。それでコンテストも出てみようやって話になって学生のコンテストに出た。で、コンテスト踊り終わって、ジャッジを待ってる時にHONGOU君が「ちょっと話あんねん」って話しかけてきて。それもその場で話すんじゃなくて「後日時間作って会おう」って言われてさ。「俺なんか悪いことしたかな…」って思うやん?(笑)

あまり面識のない年上のダンサーからの呼び出しですからね(笑)

CHEKE : で、後日コーヒーかなんか飲みながら話して「KUCHA君というチームメイトがいて、お前も入れて3人で一緒にやりたい。どう?」って。

HONGOU : 「この3人のチームで、ダンス人生最後までいくつもりでいるから」って伝えてん。

CHEKE : よく覚えてないけど言ってたかも!(笑) でも気になるのは、なんでHONGOU君は俺に声をかけたんやろってとこ。なんで俺やったん?

HONGOU : 「なんで」とか、理由はないかなぁ。純粋に見て決めた。多分キャラ的なのもあるんちゃう?

CHEKE : へー。他からの推しがあったんかなぁって思ったりしてた。

HONGOU : 自分はそれまで「BANANA TAIL(バナナテイル)」ってチームでやってたけど、就職のタイミングとかで周りがダンスをやめてって。残ったのがKUCHA君と俺やった。で、もう一人入れたいなと思ってかっこいいって思えるやつを探し始めた。もう死ぬほどクラブ行って死ぬほどダンス見たな。

CHEKEさんはその誘いに対して即答で「YES」だったんですか?

CHEKE : その場では返事せずに一回持ち帰ったけど、けっこうすぐ返事したと思う。自分も刺激が足りなくて変化を欲してたから。チームやってたけど「もっと動いていきたいな」って気持ちが大きくなってて。そのタイミングでさっき話したように、当時遊んでた友達と「CHARMING BOYS」をやろってなって。でもそのチームも、やってることはかっこいいけどやっぱりゆるいやん?コンテストに出るってなってもガッツリ真剣にやってる人にかなわへんなって。それが嫌やった。そこからのHONGOU君からの話の流れやったから。
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悶々としているところにHONGOUさんの「このチームで最後まで行こうと思ってる」という口説き文句だったわけですね。それは確かに「賭けてみよう」となりますね。

HONGOU : で、3人でやるっていうのが決まってからチーム名を決めるんやけど、最初に決めたチーム名が「LOCO BOYS(ロコボーイズ)」やった(笑)

CHEKE : ロコボーイズ!出たー!(笑)

「HEX BEX」の前にそんなチーム名が!初めて聞きました。なぜ最終的に「HEX BEX」に?
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CHEKE : スラングで「LOCO」っていうのが「兄弟」とか「地元」とか、そっち系の意味があるねん。

HONGOU : 2番目に「HEX」っていうのがあってんな。

CHEKE : そうそう。

HONGOU : で、当時の彼女に「LOCO BOYSになった」って報告したら「あんたサーフィンもせんのに”LOCO”なんか付けなや!」って猛反対されて(笑) そこからすぐ2人に電話して「やっぱりLOCO BOYSやめへん?」って(笑)

彼女の反対によって元々は第二候補だった「HEX BEX」になったわけですね!

HONGOU : 今考えたら「LOCO BOYS」じゃ売れへんかったと思う(笑)

全員 : ははは(笑)

それまで絡みがない状態でチームを組むとなった時に、スタイルや質感など、足並みを揃えるのが大変ではなかったですか?

HONGOU : しっくりくるまでやるしかないよね。だって「このチームで最後」って言うてもうてるもん(笑)

CHEKE : 確かに(笑)

HONGOU : その根性があるチームが今は少ないんちゃうかな。「これでダンス人生終わらしたんねん」みたいな。
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CHEKE : 確かにショー見てて「何見せられてんねやろ」って思うことは時々あるよな。ダンスが軽いと言うか。それやったらめっちゃ下手で形になってなくても、使いたい曲使ったりしてがむしゃらにやってる方が「めっちゃおもろい!」ってなるし。

そういった「熱量やいわゆる”必死さ“が失われている」という話は今までのインタビューでほぼ毎回通る内容です。この状況は、どうすれば良い方向に向いていくと思いますか?

CHEKE : 自分の「好き」に対してどんだけ突き抜けれるかやと思う。音楽にしてもそう。どんだけ否定されたり「HIP HOPじゃない」って言われたとしても関係ない。そうやって音楽のこだわりがある人がどんどん出てきたらもっと面白くなりそう。
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2, 90’sに影響を受けたダンサー達。新譜を追うCHEKE。

音楽の好みの話になりましたが、普段HEX BEXでの音決めはどうやって進めていくんでしょう?

HONGOU : 基本的には3人が曲を持ち寄るスタイル。でもCHEKEは新譜が好きなわけやん。そこも含めて3人の感じが混ざらなあかんから、バランスはめっちゃむずい。どの曲をルーティンの曲にするかとかも相談しつつやし。音選びが一番時間がかかる。

CHEKE : 音決めの時におもろいのは、自分的に「ちょっとこの曲は選ばれへんかな…」って思って恐る恐る持ってった曲を「ええやん」って採用してくれたり、逆に俺が「これええ感じ!」って思ってたらかすりもしないみたいな場合もあったりすることやな(笑)
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なるほど。何年もやっていても曲決めが思い通りにいかないことがあるんですね。でもそうやってすり合わせる時にエネルギーが必要な方がクリエイティブな方向に進むと思います。

CHEKE : HEX su(HEX BEX+sucreamgoodman)の時でも、6人いるうちの5人とは色が違うわけやんか。DYちゃんがいつも曲編を頑張ってくれて「めっちゃ大変やった」っていうのを後で電話で教えてくれる(笑)

CHEKEさんが新譜を追うようになったきっかけはなんなんでしょう?

CHEKE : 飽き性ではないねんけどミーハーな方で。日々新しい曲ができる中でミーハーな曲を聴いてた。でもその中でも一番かっこいいやつ聴きたいやん?自分はBAD BOYとか、The Diplomatsとか、A$AP MOBとか「クルーで上がっていく系」にグッて惹かれる。男からしたらたまらんよね(笑)

The Diplomats - Dipset Anthem ft. Cam‘Ron, Juelz Santana



男子は戦隊ヒーローが好きですからね(笑)

あとは、PVが好きというのが大きい。高校の頃はPVでポップコーンとかしてるの見て「かっこいい…!」ってなった。そこが自分の軸であり強みだと思う。

Jagged Edge - Where the Party At ft. Nelly

The Notorious B.I.G. - Mo Money Mo Problems

Smif-N-Wessun - Wrekonize



なるほど。ダンスを始める前からPVを見ていたんですね。

CHEKE : そう。ラッパーが適当にステップ踏んだり、ノってるところとか。それを真似して。

Joey Bada$$ - Devastated



HEX BEXのショーでも、HEX BEX+sucreamgoodmanのユニットのショーでも、CHEKEさんが唯一新譜スタイルですよね。ただ全体を通してみた時に「CHEKEさんタイム」は明らかに空気が変わるスパイスにこそなっていますが、かといって違和感を感じることもない。一つの”HIP HOPショー”となっているところが不思議だし、魅力の一つです。
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CHEKE : HEXとかでやってることは、時代が何周回ったとしてもかっこいいもんやと思うねんな。肩の力一個抜けて、人間味もあって、男気もあって。ただそれと一緒のことやってもしゃあないし自分には好きなものもあるし今のスタイルになった。HONGOU君もKUCHA君も良いと思ったら「良い」って言ってくれるから、それも楽。
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HONGOU : ずっと一緒に遊んだりしてるからっていうのもあるんちゃう?HEX suとか何回沖縄行ってんねんって感じやし(笑) 基本、チームとかユニットって「連れ」やんな。

CHEKE : 確かにそれはめっちゃあるかも。

HONGOU : HEX suで沖縄遊びに行ったりする時って、それぞれに役割がちゃんとついてるねんな。みんなを引っ張っていくやつとか、お金の管理するやつとか色々。「何もしない」とかもおるけどな(笑)

全員 : ははは(笑)

HONGOU : でも、それも含めて全員がその空間におらなあかん存在やねん。
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CHEKE : みんな同じ方向向いてるけど、微妙にちゃう方見てたりするから、自分もわがままになっていいんやって思える。というか気を使ってたら置いてかれるから(笑)

少し身体的な話になりますが、2つのスタイルを踊るということでシフトチェンジのようなものは意識的に行われるんでしょうか?というのも、以前FRESHの発表会でAsian KungとHEX BEXの両方のチームでショーをされる時に、Asian Kungのショーを終えたCHEKEさんが、「次はHEXやから力抜いていかないと!」と話してくれたのが心に残っていて。

CHEKE : 意識して切り替えれるんならええねんけどなぁ(笑) City AttackとかVillage Campで2つショーに出て思うのは、「自分って器用じゃないな」っていうこと。HEX suのショーを後から動画で見て「俺、一人だけノリ違う!」って思う時もあったりするよ(笑)

3, 新譜を追うということ。新譜で踊るということ。

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昨年はAKSのSHIGEさんとのユニットでのショーやWSなどの活動が目立っていました。東京のダンサーとつながりを持ったのは、どういった経緯があるんでしょう?

CHEKE : 新譜を追ってる同士って匂いを嗅ぎ分けるねんな。そうやって自然につながったのもある。あとは関西から東京に移って活動するようになったチームメイトのTAMI君(TAMIYA)がきっかけで繋がった人も多いかな。SHIGEさんは年齢とか関係なくいいものはいいって言ってくれるし、すぐ吸収しようとする人。知らないものに対して頭ごなしに否定することもない。そういう見方ができる人。たぶん音楽も色々聴ける人やと思うねんな。遊んでてめっちゃ楽しいし。
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2人のショーは衝撃が走った人も多いと思います。新譜のHIP HOPについてよくわからないという人も「かっこいい…」と噂していたり。ジャンルやスタイルを超越したかっこよさが確かにあったな、と。ショーはどのようにして組み立てていったんですか?

CHEKE : SHIGEさんは振りと振りの間のちょっとの間、2カウントくらいの隙間をかっこよく見せるのがめっちゃ上手い。俺もそういうの好きやから「できるだけ”踊らない間”を多くしたい」というのをSHIGEさんにも伝えた。俺の言いたいことも聞いてくれるし、逆にSHIGEさんも自分の考えの方がいいなと思ったら推してくれるからやりやすかったな。あと構成もありきたりにはしたくなかった。いかにもわかりやすい「チャカチャカ、ポン!!チャカチャカ、ポン!!曲変わってドン!!どや!!」みたいな...。もうそういうのはええわって。曲にしても今みんな一緒のんばっかりやん?まぁ一緒の曲でもええねんけど。「好きな曲使いましょ」って話して。SHIGEさんとは音楽の趣味もあう。2018年のショーの中ではHEXを抜いて一番良いショーができたんちゃうかな。

個人的には、SHIGEさんとのユニットで良いものが生まれたからこそ、逆にHEX suでのCHEKEさんもまた活きてくるのかなと思います。さっきの”ポジション”の話に戻りますが。

CHEKE : 確かに。曲決めの時に自分の曲を通しやすくなるんかなとは思う。やっぱりみんな俺が持ってく新譜に対してかっこいいのはわかるかもやけど、どんな雰囲気かまではわからんことがあって。俺がイメージできてたとしてもそれが共有できてないというか。でもSHIGEさんとのユニットを見てもらうことで一個わかりやすく提示ができたと思ってる。その結果チームとかユニットで好みの新譜の音を提案した時も「いけるんちゃう?」って思ってもらえるかなぁって。

新譜のHIP HOPのスタイルにとって大事なのは旬な音楽や旬なムーブだと思うのですが、それを求めすぎると、作品にオリジナリティが失われることが多いように感じます。自分の勉強不足もあるかもしれませんが。単なるテンプレートのコピー&ペーストにならずにフレッシュに見せるためには何が必要だと思いますか?

CHEKE : コピペのやり方やと思う。例えば今ってこういう動きが流行っててさ(ムーブを軽くする)。これだけの動きがくそかっこいいやつもいれば、「流行ってるからとりあえずやっとこ」くらいのやつもいるわけで。後者はもう二度と見たくないやん?(笑) 俺がけっこうチェックしてるのは、いわゆる振り付けとかショーとかのムービーよりも、海外の素人がインスタとかyoutubeにあげてるダンスムービー。よくダンス下手なやつがあげてる動画あるやん?「こいつよく動画あげれるな!」ってくらい下手でさ、家の前のジャリのとこで踊ってるような(笑)

ありますね。「How to~~」というような(笑)

CHEKE : でもそういう奴らがやってるのってめっちゃリアルやと思うねんな。そこで流行ってるやつをみんなで遊びながらやってて。それがかっこいいと思う。遊びの延長やからさ。このインスタの人は、がっつりダンサーやねんけど。こういう感じの遊びながら踊ってるやつが好き。↓

Donielle Hansley

「ダンスをする」ではなく、あくまで「遊ぶ」が根底にあるものに魅力を感じる、と。

CHEKE : Youtubeとかインスタで一個だけ動画見て「あ、今これが新しく流行ってるんや」って真似してまう人と、音とか踊りが大好きで、自分のかっこいいって思うやつを探しまくって自分に響いた踊りを真似する人とでは、全然違うと思う。言い方が正しいかはわからんけど、90’sのステップにしろ、今の流行りのムーブにしろ、ある程度までは「切り取り貼り付け」でできるやん?第一線でやってる人も落ち着いて見たら結局「切り取り貼り付け」やったりするんやけどそのやり方がかっこいい。ニュアンスが全然違ったり。音にしてもそう。自分が「やばい」って思う曲が新譜のTOP10に入ってて、みんなから「いい」っていわれてるとするやん?でもどんだけ他の新譜を掘り起こしてもその曲が自分が一番思う「かっこいい」やったら使うよね。そういう選び方をするようにしてる。
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確かに「TOP10だから好き」と「かっこいいから好き」の間には歴然の差がありますね。

CHEKE : ダンス始めたてとかの子はさ、日本のトップレベルの人とか海外のダンサーの動画とかめっちゃ見るやん?で、そこで使ってる曲ってやっぱりめっちゃよく聞こえるから「使おう」ってなるやん?音の取り方もある程度わかるし。そこからもう一歩踏み出すのができないんやろな。曲の流行りの移り変わりが早すぎて追いきれてないのもあるけど。例えば半年前のtop10の曲を使うと、どんだけかっこいいことしてても「あー"今"じゃない…」ってなるねんな。

そう考えるとフレッシュさやタイムリーさというのは、やはり大きな観点なんですね。Asian Kungで使う曲はしばらくの期間を置いてからクラブで流行ったりレッスンで使われるようなイメージがあります。あのアンテナの鋭さにはいつも驚かされます。
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CHEKE : Asian Kungでは、例えば「東京の人これ絶対使うよな。でも、こっちの方が音楽として新しくて面白くない?次、これくるで」みたいな話をメンバーのTAKENO君とよく話す。TAKENO君はDJしてたり、周りに音楽関係の人が多いからそういう情報がめっちゃ集まるねんな。例えば音決めするときでも、TAKENO君が持ってくる曲で、俺もかっこいいと思って今から出そうと思ってた、みたいなこともよくある。でも自分が「めっちゃかっこいいけどアーティストとかわからん!」っていうときでも「向こうのHIP HOPのヘッズの中でも、もう一個おしゃれな奴らが今聞いてる音楽ジャンルでさ」みたいに教えてくれる。それを共有できるのはめっちゃ面白いな。

そこに地でついていくCHEKEさんの耳は、さすがです。

CHEKE : 音楽好きでよかったと思う。でもネットで調べる情報だけではついていけない時もあるから周りの人と話してる中で教えてもらうこともある。今はアトランタのずっと西にある街の音楽が流行ってて。…なんてとこやったかなぁ。うわー思い出したい!(iPhoneを取り出して調べだす。しばらく無言の時間…) そう、メンフィスや!今はメンフィスの音楽が流行ってて。

やはり見ているところというか、追っているところが違いますね。先ほどおっしゃった「有名な人が使う曲を追うダンサー」とは明らかな違いがありますね。そして今のようにわからないことはすぐ調べるなど、音楽への好奇心も説得力につながってくるのかも。

CHEKE : 誰かから文句言われたとしても「今これが自分の中でイケてんねん」って言いきれたらいいと思う。でも今は文句言われるところまでもきてないというか。冒険してないよな。下手くそで、どう踊ったらいいか確立できてないけど、好きな音でやってるんやろなぁっていうのがわかるときは、かっこいいって言えなくてもそっちの方が価値があるものやと思うし、見てて楽しい。やし続けていけば、その先絶対よくなるやろしな。自分でそれを続けてやっていくのは根性いることやけど。
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自分の「かっこいい」に素直になるのは、簡単なようで難しい。ダンスレッスンが増えたり、メディアが発達して多くの情報を簡単に手に入れることができる今の時代ではなおさらだ。「90’s」「新譜」「アンダーグラウンド」など、既存のスタイルの枠にとらわれることなく、どんなチームやユニットの環境においても独自のHIP HOP観を貫くCHEKE。また大衆の評価に惑わされることなく自らの感性に素直になる彼のアティテュードには、ジャンルやスタイルを超えて学ぶものがありそうだ。インタビュー中繰り返された「もっとわがままに」という彼の言葉が印象的だった。


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CHEKE [HEX BEX,Asian Kung] LESSON INFORMATION
毎週金曜日 19:00 - 20:30
HIP HOP レッスン
レッスンに関する詳細はこちらから。
その他のレッスンスケジュールはこちらから。


2019/3/1
インタビュー・文 : Seiji Horiguchi

Seiji Horiguchi
フリーライター。新聞記者になることを夢見る学生時代を経て、気づけばアメ村に。関西を中心に、アーティスト(ダンサー/ラッパー/シンガー/フォトグラファー/ヘアアーティスト stc…)のプロフィール作成やインタビュー記事の作成を行っている。現在の主な執筆活動としては
・FRESH DANCE STUDIOインタビューシリーズ
・カジカジ、連載「HAKAH’S PROCESS」
・その他パーティレポ、ダンスチーム紹介文、音楽作品の紹介
などが挙げられる。
大阪のストリートカルチャーにアンテナを張りつつアンダーグラウンドの「かっこいい」を広めるべく日々執筆中。


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